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10日目 ページ10

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明らかに実弥さんの機嫌が悪い。
ずっと冨岡さんの事を睨んでいるのだ。

机の上には紙箱に入ったおはぎ達が、なんとも言えない良い匂いを放っていた。






「.....実弥さん」

「あァ?!」

「ひっ...」

名前を呼ぶだけで怒られるなんてたまったもんじゃない。



「不死川、怖がっている。大きな声を出すな。」

「冨岡テメェが帰ればいい話なんだよォ!」

空気が悪すぎて、今すぐにここから逃げ出したい。
...この人のお嫁さんになったらこんな生活をしなければならないのか。





「.....厠に行ってくる」


そう言って実弥さんは厠へ行き、私は冨岡さんと2人きりになってしまった。





「.....君は不死川の何なんだ。」

「えっ。」

何なんだ。と言われると冨岡さんは実弥さんのことを好きなのかと思ってしまうのだが。
...そういう意味ではないのは承知。




「えっと.....同居人?みたいな感じです。」

言葉に困って、何という関係か上手く表せなかった。







「...そうか。.....おはぎ、食べていいぞ」

「あっ、ありがとうございます」

おはぎを見つめていたのがバレたのだろうか。恥ずかしいけれどずっと食べたかったので、遠慮せず頂くことにした。






「...いただきます。」

...すごく美味しい。手作りとは思えないぐらいの出来栄えだった。ほっぺが落ちそうだ。






「すごく美味しいです...!!」

パアッと笑うと、冨岡さんも少し微笑んだ。







「.....餡子がついている」

冨岡さんの腕が私の頬に触れ、餡子を取ろうとしたその時、




「おい冨岡ァ、なにしてやがる.....」


ものすごい表情をした実弥さんが戻ってきた。
.....アッなにか勘違いされているやつですね。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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XoxoBl00d(プロフ) - コメント失礼致します!初めまして!貴方様が描かれる実弥、本当かっこいいです!この物語が好き過ぎて毎日幸せでした!!欲を言えば結婚までの続編が読みたいです(;_;)これからもお身体にお気を付けて更新、気長に楽しみにしております!/// (2020年3月27日 0時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 時間一日(ときまいちじつ)さん» ありがとうございます!!(。_。*)お気遣いもありがたいです!!はい、待っていてください!!(〃▽〃) (2020年3月14日 0時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)
時間一日(ときまいちじつ)(プロフ) - コメント失礼します。とても読みやすく実弥さんすごくかっこいいです!お身体に気をつけて更新頑張ってください、気長に待ってます(*´ω`*) (2020年3月13日 22時) (レス) id: 4c0ef34530 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 月華さん» そう言っていただけて嬉しいです!はい!待っていてください(*^-^*) (2020年3月13日 13時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - Aosugiさん» ほんとですか!ありがとうございます!( ; _ ; ) (2020年3月13日 13時) (レス) id: 58efbb325b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲良 | 作成日時:2020年2月28日 18時

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