【wrwrd！】血を吸う彼らと彷徨う亡者

18［緑埜 るう］ ページ20

ｶﾞﾁｬ

びくった！

Ut｢元気にしとる〜？｣

青い髪…鬱先生さんとかいう人やったっけ？

Sr｢えぇーっと..鬱？さんやないですか？｣

Ut｢せやせや！ん〜、女の子やねんな？｣

ちょっと最低やな。

Sr｢はぁ..失礼ですね、女です｣

Ut｢遊ちゃぁん、さらさちゃん怖いよぉ！｣

もしかして鬱先生って女誑しなんかな？

Yu｢あ、の..やめて、ください..｣

Ut｢嫌やった？｣

Yu｢い、や....｣

遊さん嫌がっとる…助けへんと…！でも足がすくむ。

すると、さらささんが鬱先生さんを壁に抑えつけた
女性とはいえ、かっこいい。俺は…見ているだけの最低人間だ。

Sr｢遊、嫌がってるじゃないですか。同じ大人ならわかりますよね？｣

こんな勇気俺にはないな…自分の無力さに呆れる。

Ut｢す、すいませんっ！｣

Sr｢はぁ、俺に謝ってどうするんすか。｣

見習おう…いや、見習ってもどうせ俺には出来へんか…

Ut｢遊ちゃぁん！ごめんねぇ！｣

Yu｢だ、だいじょう、ぶです。｣

大丈夫…かな？

ｶﾞﾁｬ

また扉が開いた。

Zm｢大先生〜、あっお前ら風呂やで。着替えは脱衣室に置いとるから勝手につかってや。｣

お風呂…俺先に入りたいかな。

Ut｢ゾムさんどうしたん？俺は女の子といちゃついてたんですけど…｣

やっぱり鬱先生さんって女誑しだよね？

Zm｢トントンが、御呼びやで。｣

ちょっと笑みに悪が混ざっていたような…
あっ、そうだ。お風呂先いいか聞かへんと。

Ru｢えっと俺最初にお風呂頂いていいですか？｣

Yu｢あ、どうぞ…｣

Sr｢ええよ〜！｣

みんな優しいなぁ〜
それよりこれからの事とここは何処かの整理せぇへんと。

そして俺は浴場に向かった。

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