生徒会役員に狙われています！３

我々学園104　[体育祭　オフ会編] ページ14

『ロボロありがとな』

Rb｢なぁほんまは辛いんちゃうの？｣

『え？』

Rb｢いじめられて辛くない言うてたけど、ほんまは辛いんやろ？｣

『辛くないって、大丈夫。』

Rb｢嘘や。ｷﾞｭ｣

『なんで嘘やと思うん？』

Rb｢辛そうな顔しとったから。｣

『そんな顔しとったかな？』

俺はロボロにあははと笑ってみせた

今の俺には乾いた笑いしか出せなかった。だってロボロの言うことはすべて当たってるから

辛くて、辛くて、悲しかった。今まで受けたことのない辛さだった

いつ何をされるかわからなくてただ、恐怖に怯えていた。

でも表に出したら皆を心配させると思って口には絶対出さなかった。

でもこんなに悲しそうな声で言われたら、つい口に出してしまうやん。

『ロボロ、俺は辛いで。』

Rb｢じゃ、じゃあなんで俺達に相談してくれへんかったん！｣

『皆を心配させると思ってな。中々言い出せなかった。
　でも言わない方が心配してたんやな。普通に言えばよかったわ』

Rb｢ｷﾞｭ｣

ロボロは無言で俺を抱き締めた。

優しくて、僅かにだが震えていた。

『ごめんな、ロボロ。』

彼の髪にそっと口付けをした。

Mob｢お取り込み中でしたか？｣

『いや違いますけど、どうしたん？』

Mob｢あ、あの僕とリング交換してください！｣

『リングってあのやつ？』

Mob｢そ、そうです！｣

Mob｢あっお前だけ狡いぞ！A先輩僕とリング交換してください！｣

Mob｢俺も〜！｣

Mob｢俺もしたい！｣

！僕とリング交換してください！

『あの、急になんで俺と？』

Mob｢先輩が好きだからです！｣

Mob｢僕もっす！｣

『じゃあ１年生の子手挙げて..もしかして１年生の男子全員居る？ショッピ君とチーノ君以外』

！居ます！

『じゃあ次２年生！..生徒会メンバー以外全員居るな。
　じゃあ先輩居ります？』

！全員居るよー！

『じゃあ結構な人数居るんやな。』

！僕とリング交換してください/交換して！

『ごめんな、今は無理やわ。』

Mob｢なんで？｣

『交換する人決まっとるからな。また来年チャレンジしてくれ！ﾆｺｯ』

！はいっ！

よし、これでええはずや。

Rb｢交換する人って誰なん？｣

『ん〜誰にしよっかなぁ〜』

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