# Side Story 〜 Valentine Day 〜 2 ページ9
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「 A 誰か探してんの ？ 」
「 し 、しょーくん ！？」
ちょっと待って 。
このタイミングで しょーくん と会うのはまずい 。
何て言おうか全く考えてないし 、なんなら
探してるのは しょーくん 、あなたですからね ！！
「 えっと …… 」
何て言おうか 悩んでいると しょーくん の
真っ直ぐな目で見つめられた 。
私は この目に心底 弱い 。
「 えっ 、と 、、、しょーくん を探してたの 」
「 えっ ？俺 ？？」
もうどうにでもなってしまえ 、と本当のことを言うと
驚いたような声が返ってきて コクコクと頷く 。
「 あのね 、これ 、、、」
「 くれるの ？俺に ？」
勢いに任せて 他のメンバーに渡したのより
少し豪華なラッピングがされた箱を差し出すと
またもや斜め上から驚いた声が返ってくる 。
「 しょーくん への日頃の感謝を込めて 、です 」
しょーくん は私から箱を受け取ると
ほっとしたような顔をした 。
「 A 、他のメンバーには渡してるのに
俺は素通りして行ったから 俺 、
すごい落ち込んでたんだよ ？」
そう言って 目尻を下げる しょーくん に
なんだかいたたまれない気持ちになって
理由を話すことにした 。
「 それ 、は ……
しょーくん は特別だから 最後に渡したかったの 」
しょーくん は私の言葉を聞くと
パッと弾けるように笑った 。
「 本当に ？
やばい 、めっちゃ嬉しい … ！」
ねぇ 、しょーくん 、“ 特別 ” って言ったことに
何も言わないのは しょーくん の優しさ ？
気づいてないだけ ？
それとも … 同じ気持ちってこと ？
でも今日だけは 同じ気持ちだって
少しだけ期待してもいいですか …？
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バレンタインデーということで 番外編を書いてみました ！
明日 天月くんside 投稿します ！
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さく - 更新止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年7月17日 14時) (
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作者名：あさひな | 作成日時：2019年1月30日 21時
