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日向side
Aの手を取って大きさを比べる影山
確かにおれはバレーをやるには小柄な方だ。
体格も身長も恵まれているとは言えないだろう。
おれが“持っていないもの”を持っている影山が羨ましくて、悔しかった。
(おれはそんな簡単に触れられない…)
嫉妬している自分に情けなさを感じていると、影山によっておれの右手とAの左手がくっつけられる。
Aは何度か瞬きをし、見る見るうちに顔を赤く染める。そして手をそっと離した。
日「A？大丈夫？」
『………………う、うん。わっ私、仁花ちゃんが待ってるからもう行くね。』
逃げるように体育館を飛び出したAは夜闇に消えていった。
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作者名：ぐるたみん | 作成日時：2019年9月1日 16時
