ネコとジンクス（緑赤）３ ページ23
◎緑
桃「はぁー、俺も大毅飼いてぇ」
競技も着々と終わって、体育祭も終盤に近付いてきた頃
のんちゃんは一日通してずーっとそればっかり
いや、飼ってええの俺だけやし
緑「のんちゃん、ネコ飼えば？」
桃「…とも嫉妬？」
緑「は？！」
桃「なーんや、そうなんか
大毅、安パイやん」
緑「いやまって、ちゃうよ！何言うとんの…」
桃「今日のとも、不機嫌過ぎ
ずっとイライラしてたんちゃうのー？」
このこのっ、と肘で突いてくるのんちゃん
当たってるけど、当たってますけど…！
恥ずかしすぎて思わず顔を背けた瞬間
ぐいっと頭の方に力がかかった
緑「えっ、何？！」
びっくりして片手で髪の毛に触ると、頭につけていたクラスはちまきが無い
その代わりに、俺の膝の上にさっきまでは無かった赤いクラスはちまきが置いてあった
……これって、
振り返ると、手に緑のクラスはちまきを持って走るアイツの姿
俺はすぐさま立ち上がって、リレー並みの速さで走り出した
大毅も割と足が速いから、中々追いつかへん
やっとのことでその手を掴んだ時には、人気の無い校舎裏だった
緑「…っ、大毅？」
赤「……閉会式始まったら、もう会えへんから
俺、ジンクスとか、結構信じちゃうみたいやわ…
け、けどっ、困るねんな…ごめん…」
今にも泣きだしそうな顔で、俺に緑のはちまきを差し出す
あほちゃう…
俯く大毅を俺は思いっきり抱きしめた
赤「ぇ、ちょっ、とも…？」
緑「俺が今までどんな想いでいたか、全然分かってへんやろ
今日やって、流星にベタベタして、正直めっちゃ妬いたし
なぁ、大毅…俺が好きっていうたらどうする？兄弟としてやなくて、男として」
ぐっと抱きしめながらそう言うと
俺の肩に手を置いて、そっとからだを離し
赤「…こうする」
俺の目が閉じない内に、軽く口付けた
緑「あかんわ、大毅のキス顔見てもうた」
赤「なっ…あほちゃう、」
緑「大毅よりはあほちゃうわ
…夜、俺の部屋集合ね」
赤「…っ！ばーか、」
End
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けーた。(プロフ) - ももさん…！ツインに迫られる可愛い赤さんも颯爽と連れ去るイケメン紫さんも理想通り過ぎて本当に嬉しいです^^わがままなリクエストでしたのにこんな素敵なお話にして下さってありがとうございました。また機会がありましたらリクエストさせてくださいね* (2018年4月19日 6時) (
レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
ヴギ(プロフ) - ももさん» 読みました！！最高に好みで赤が可愛くて何回も読み直しました！ご馳走様です！あんなアバウトなリクエストからこんなに素敵なものを頂けるとは…ほんとにありがとうございます！ (2018年4月16日 0時) (レス) id: cbc8d3f151 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - しげの猫耳はちまき姿も、かみしげの双子設定も最高に好みでした笑 いつも更新楽しみにしています！ (2018年4月14日 23時) (レス) id: 53d8d3bdbc (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ヴギさん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！全話アップ致しましたので、よろしければご覧下さい。 (2018年4月14日 2時) (レス) id: 245bc17764 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆちゃんさん» 青赤の切甘な両片想い…見た瞬間にやけました（笑）お応え出来るよう頑張ります。 (2018年4月14日 2時) (レス) id: 245bc17764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らに | 作成日時：2018年3月21日 19時
