二十、RESCUE ページ23
声の高さからすると恐らく女だろう
このくらいの年齢ならほとんどの男が声変わりを終えているはず
まだ声変わりが来ていないという可能性もあるが、一応女だと仮定しよう
０ポイントヴィランが現れてから、5分ほど経過したくらい、ならばクラッシュ症候群にはならないだろう
しかし、落ちた瓦礫により巻き起こった砂埃を吸って声がでないのだろうな
あまり時間はかけられないか
！
『見つけた！
大丈夫か？！下半身が瓦礫に挟まってるな...
もう声は出さなくていい、砂埃を吸わないようにこのハンカチで口と鼻を覆え』
瓦礫の大きさはそこまでないが、量がかなりあるな...
これだと2分くらいかかってしまうか...？
『ちょっと時間かかるかもしれないが、今から瓦礫を退かす』
「あ...りがとう」
『礼は後でで構わない』
『目を醒ます...』
合計で100kg未満ってところか
予定より早く退かすことが出来、女を救出することが出来た。
『足の痛みは？』
「少し、ズキっとした痛みがある...
あと、ちょっと吐き気がする...」
『痛みだけなら捻挫や打撲傷くらいだと思うが、吐き気がするならヒビが入ってるかもな
詳しい診断は医者にしてもらえ、一応固定はしておく』
「ありがとう...きみ、名前は？」
『僕は夜野A、名前でも苗字でも、好きなように呼ぶといいさ
はい、これで応急処置はできた
ちょっと捕まっててくれよ』
「ってちょっと？！」
『どうした？』
「いや、お姫様抱っこはしなくても...！」
『この方が運びやすい、それに、君を安全な所に運んだらあそこにいるでっかいヴィランをぶっ潰しに行くから、運んだあと行動しやすいだろう？』
「だからって...！
あぁ！もういいや...」
急に静かになった彼女を横目に見ながら安全そうなところを探す
『ここなら、死角になっているし、あいつから離れている
すまないが、あいつを潰すまでここに居てくれ
終わったら直ぐに戻る』
「別にそこまでしなくても...！」
『痛む足を無理に動かして悪化するよりいいだろう？
それに、僕がそうしたいんだ、そういう理由じゃあ、ダメだろうか...？』
「っ！別にダメではないけど、！」
？ならいいじゃないか
『とにかくここに居てくれ』
さっさと潰して戻ろう
二十一、０ポイントヴィラン→←明けましておめでとう御座いました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なえ - とても面白いです。頑張って更新してください！ (2021年2月20日 17時) (
レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
キーリ(プロフ) - カゲプロとメカクシ団のクロスオーバーは初めて見ました…！カゲプロ自体も懐かしくて、楽しんで読ませてもらいました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2020年3月30日 0時) (レス) id: 47104ff0e3 (このIDを非表示/違反報告)
KA☆SE☆I(プロフ) - レズアさん» コメントありがとうございます！亀のようなノロノロ更新ですが、良ければ見ていってください！ (2020年3月22日 1時) (レス) id: aa219b634c (このIDを非表示/違反報告)
レズア - この作品凄く面白いと思いました！更新頑張ってください！ (2020年3月21日 22時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
KA☆SE☆I(プロフ) - 輪廻音さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月19日 17時) (レス) id: aa219b634c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KA☆SE☆I | 作成日時：2019年3月15日 9時
