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貴方side


誰にも後ろを追われてないか何度も確認しながら、実家に着いた。

門を潜り抜け、合計6台止まる車庫に自分の車を止める。
荷物を持って小走りでエントランスに向かうと、車の光で気がついたのか父と母が立っていた。


母「年に一度しか返ってこないのにどうしたの」
「こわ、、、くて、、、」


そう言って泣きじゃくる私を父は部屋に促し、母はコーヒーを入れてくれる。
父は実は建築系企業の社長で、母はインテリアコーディネーターとしてその道に詳しい人なら知らない人はいないほどだ。

2人は今までの事を黙って聞いてくれた。
私が有名なYouTuberと付き合ってること、最寄りまで彼氏のファンが来たこと、リークされてネットニュースになったこと、そして今日のこと。最後まで聞いた後にこう言った。


母「もう実家に帰ってきなさい。どこでもできる仕事なんだから、、、」
父「危ない目に合ってまで一人暮らしする必要ないだろ」
「でも、、、、彼氏に相談してみるよ。」


そう言って、そのままにしてくれている自室に行った。
その日は実家に来れた安心感からかシャワーも浴びずに寝てしまった。




やまとside


夜中。
部屋で本の執筆をしていると、ドアからカタンと小さな音がなった。

ビビりの俺は怖がりながらもその音の方へと確認しに行った。

ドアポストから封筒が覗いている。
ガスメーターや、電気料金の伝票にしてはこんな夜中なのはおかしい。

その封筒を取り出して中を確認する。
そこにはたった一言。


[桜井Aはもう帰ってこない。]


その内容に俺はすぐに車を走らせて(怖かったため)ひゅうがを迎えに行き、Aの家へとむかった。

行く途中、何度も電話をかけたが繋がらない。

心配でたまらなくなり心が張り裂けそうだった。

とにかく事実確認をしなければ。

俺と運転を変わったひゅうがに道を案内しながら、Aから貰ったクロムハーツのキーケースをギュッと握りしめるしか無かった。

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おかゆ(プロフ) - ルリさん» きゃーうれしい‪( ;; ᷇࿀ ᷆ ;;)ありがとうございます!! (2022年9月10日 21時) (レス) id: 96c0028693 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - え、、待ってこの物語めっちゃ好き (2022年9月10日 20時) (レス) id: 988147937c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかゆ | 作成日時:2022年8月21日 19時

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