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やまとside

今日はAが警察署に行く予定の日だった。
たまたま撮影が早く終わったのもあり、と言ってももう20時だが。
ちゃんと家に帰れたのかというLINEの返信がなく、胸騒ぎがしてAに電話をかける。

何度目かの呼出音の後、「もしもし」と男性の声が聞こえる。


やまと「この電話は桜井Aさんのもので合ってますか?」
??「合ってるよ。やまとくん。この間うちに泊まったじゃないか。」
やまと「Aのお父さん!!お疲れ様です。あの、Aさんは、、、」
父「やまとくん、Aは今、、」


その後に続く言葉を聞いてすぐに事務所を出る。
Aが救急搬送。それも人に刺されて。
訳が分からない。何故そうなったのか。
手紙の人か、その人が警察署から出てくるAを見て逆恨みしたのだろうか。
なんでこんな事に。

メンバーやぼんに言うとベンツを出してみんな来てくれるそうだ。
車の中でスカイピースの2人にも連絡をする。


テオ「もしもし〜」
やまと「テオくんお疲れ様です。Aが事件に会いました。病院で今手術中だそうです。」
テオ「え?!まだじんたんと居るからふたりで行くわ。平フラには言った?」
やまと「まだです」
テオ「じゃあ俺ら伝えとくから!急いで行ってあげて。」


「ありがとうございます」といって電話を切る。
あ、まずい、手が震える。
緊張からか涙は出ない。
ただただ、すぅっと心が冷えていくような。全然寒くないのに、ガタガタと体が震え出す。


ゆうた「やまと。」


俺の様子を見兼ねたゆうたが名前を呼ぶ。
2列目にいるゆうたに視線を向けると、黙って頷いている。
今までにないほど真剣な表情を浮かべていた。


ひゅうが「今の医療すげーから大丈夫だって!」
やまと「うん。うん。そうだよな…」


励ましながら運転しながら、肩を叩いてくるひゅうが。
いつだってポジティブなことしか言わないから救われる。

そうは思っていても、早く早くAの元に行きたかった。もっと早く走ってくれとさえ思うほどに。

最悪の自体が脳裏を過ぎっては消え、そしてまた過ぎる。
その度にゆうたとひゅうがが何とか正気を保てる様にと声をかけてくれる。
心配なのは皆同じなのに、俺の仲間は強いな…

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おかゆ(プロフ) - ルリさん» きゃーうれしい‪( ;; ᷇࿀ ᷆ ;;)ありがとうございます!! (2022年9月10日 21時) (レス) id: 96c0028693 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - え、、待ってこの物語めっちゃ好き (2022年9月10日 20時) (レス) id: 988147937c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかゆ | 作成日時:2022年8月21日 19時

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