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貴方side
「ねえねえ、なんか飲みながらいこーよ」
やまと「そうしよっか。スタバ？タピオカ？」
出てくるものが若いなと思いつつも、「タピオカ」と答えると裏原の通りにあるゴンチャへと足を運ぶ。
人通りの少なくなってきた道。
「写真撮ってあげる。ここに立って」
そう指示すると片手をポケットに入れて、顎を上げてこちらを見下ろしてくる。
彼氏のキメ顔。なかなか見れるものでは無い。
そして、やはり私の彼氏はイケメンだと再確認する。
そしてフラッシュを炊いて写真を撮る。
すぐにカメラロールを開いて確認していると、隣にやまとくんが来て覗き込む。
「かっこよすぎる…」
やまと「でしょ？」
「そういう所も好きだよ。」
何気なく言った一言に彼はニヤニヤとした笑みを浮かべて、今度は撮ってあげると言ってくる。
少しあかりのあるショップの前に立ち、どんなポーズをしていいか悩んでいると「振り返ってみて」と彼氏からの指示が入る。
その通りにするとシャッターが切られて、フラッシュの光が私を包み込む。
やまと「ほら、Aさん。」
「やまとくんが撮るとやっぱり若返る」
やまと「なにそれ」
そんなことを言って笑っている。
今度は2人でカメラに収まり写真を収める。
何枚も何枚も、そして歩きながらもとる。
タピオカを買って、それを片手にとる。
「デートみたいなデートなんて初めてだったね。」
スカイハウスへ向かうタクシーに乗り込みふと思い出して言うと頭を抱え出すやまとくん。
やまと「俺、ダメな彼氏だ、、、」
「私の仕事が忙しくて予定合わせられなくても、勝手にTwitterやっても、飲み会に行ったら迎えに来てくれるのも、今日のデートで全部私に付き合ってくれたのも、最高の彼氏」
やまと「Aさんがそう思ってるならいいか。」
タクシーの中でくらい…と手を繋いでスカイハウスに向かった。
ーーーー作者からーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明日続編出します
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作者名：おかゆ | 作成日時：2022年8月14日 20時
