あまい香り (ページ42)

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やまとside

「あ、じゃあその2枚をあげようかな」
やまと「俺が撮ったってことはふせてね。」

そう言って画像を送る。
その画像を保存して眺めている。
しばらく眺めて「やまとくんから見た私…」と言いながらニコニコしている。

やまと「盛れてる？」
「盛れすぎてもはや別人だよ」
やまと「でも、今目の前にいるAさんそのままだけど」

そう言うと「お世辞やめて」と言いながら何やら文字を打っている。
しかしその文字も打っては消して、打っては消してを繰り替えしている次第に笑顔だったAさんは眉を下げて「なんて書こう？」と聞いてきた。

やまと「アイス美味しい！とかでいいんじゃない、、、？」
「一言でいいのか！」

そう言ってもう一度スマホに目線を向けて文字を打ち「できた！」と言って送信されたツイートを見せてくる。

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○A

[後ろ姿の写真]
[アイスを片手に笑顔の写真]

夏の夜は棒のアイスが美味しいですね。

･･･ ⇆ ♡

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やまと「可愛い」
「Twitter初心者でバカにしてる！」
やまと「馬鹿にはしてないよ、後で一緒に反応見ようよ」

俺の言葉を聞いてニコニコとしながら頷き、俺にもたれかかってくる。

やまと「お風呂入る？」
「うん！はいる〜」

そう言われ、お風呂の支度をして湧けるまでの間にビールを飲もうと冷蔵庫に向かう。

なにか飲むかと聞くと、珍しく「私も乾杯しようかな」と返事が帰ってくる。

Aさんはニコニコとしながらキッチンに顔を出し、「飲めないからやまとくんの少しコップにちょうだい」と言っている。
本当に弱いらしい。

今日の集まりは大丈夫だったのかと尋ねると、「ノンアルしか飲んでないよ」と言うAさん、

これ程までに信頼出来る彼女はいるだろうか。