あまい香り 3 (ページ2)

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やまとside

「あの人は仕事の人。今日もデザインの打ち合わせであってた。
」
やまと「じゃあなんでカフェからじゃなくて道から2人は来たの？」
「やまとのLINEみてなくて、駅の方に歩いてたから彼氏がカフェの前に迎えきてくれるって言ったら送ってくれた。」
やまと「じゃああの人はなんで急にハグしてきたの？」
「話せば長くなるんだけど、、」
やまと「家まで時間あるしゆっくり聞くよ」
「私が謝ったのもここに理由があるんだけど、私が迎えきてくれるの彼氏って言ったよね？」
やまと「うん」
「あの人、やまとのこと知ってたの。」
やまと「うん」
「私が手を振ったのがやまとって気がついて、急にハグをしてきたの。それで、ハグをして付き合わないとメディアに報告するよって脅されてやってしまったんだけど、、、、その後、やまとと男の言い合いみたいになった時に全部それを否定しちゃって。多分あの人冷静に見えて腹の中真っ黒だからうちらの関係、売られるかもって思ってごめん、、、」
やまと「はぁ〜〜〜脅されてたのね？後でたくさん俺がハグすればそれはチャラ」

ことの真相が知れてほっとする俺と、またネットニュースになったらどうしようと不安がるA。

そんなAに優しく問いかける。

やまと「Aはなんで俺とあの男が言い合いしてる時に馬鹿なフリしてたの？」
「やまとの顔を見たら、いつも守ってくれるのはやまとだし、やまと好きすぎて嘘つけなかった〜やまとの傷つく顔なんて1番見たくない」

その返答に笑い、「俺の彼女最強だ」と呟くと、満足そうな顔で「当たり前でしょ」と言ってない力こぶを見せてくる。

そんな姿も愛おしいと思う。

やまと「まあネットニュースとかになっても、前みたいに沈黙でいいんじゃない？」
「やまとがコムドットの時点で公開するってことはお互いないもんね。」
やまと「結婚くらい？」

そう言うと、まだはやいよ〜と笑うA

はやいかぁ、そうかぁ。