【歌い手&実況者】こっち来ないで下さい【男主】 (ページ29)

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そらるさんともう一人ページ29

そらるさんに眼鏡を取られ、何も見えない状態で放置され数分。
何を言われても「はい」と「そうなんですか」しか基本言わないせいで、少し怒られた。
でも、それ以外言うことないし、コミュ障だし、何なら今この二人きりってだけでもキツいのに

帰りたい…

哉斗か銀夜に電話でもして、迎えにきてもらおうかと考えていた時。
ピンポーン、と少し大きめの機械音が鳴り響く。

そらるさんは誰も呼んでいないと言っていたので、予想外だったのだろう、「え、誰？」と驚いたような声を出して、応対をしに部屋を出て行った。

ガチャ、と扉が開く音と、そらるさんの大きな声と、もう一人、聞き覚えのある高い声がして。
数分後、ドタドタと廊下を走る音が二人分。

まふまふ「冬波さん！！！！」

勢いよく開いた扉から見えたのは、全身真っ黒な服に包まれた長身イケメン。
高い声と、その顔で。俺の名前を知っていて。

…あ、やばい。帰りたい。

…まって何で俺がいるの知ってるの？

まふまふ「はじめまして、まふまふです！」

『…知ってます…』

…今日一日で最大の…いや、人生で最大の、人に対する緊張を感じているかもしれない。
だってまふまふさん入ってくると同時に叫んで…俺の肩掴んだ…
無理…初対面の人に近づかられるのすら心臓が潰れそうになるのに…
肩掴まれ………無理…

『…帰って良いですか…』

そらる「だめ」

まふまふ「え、俺何かしました？」

ごめんそらるさん声の威圧凄い怖い
まふまふさんも何でそんな不安そうな声出すの？やめて？

何なんだよ帰らせろよもう良いじゃんそらるさんはたくさんお喋りしたじゃん、名前は呼んでないけど
まふまふさんに関しては会う予定無かったのに

コラボする時まで待ってよお願いだから

…帰らせて…

せめて銀夜呼んで…

キャパオーバーです…

…精神が持ちません…

『…帰りたい…』

離れて俺の様子伺うのやめてくれませんか、お二人共。
何で？？？？何してんの？？？

あとそらるさんは早く眼鏡返して。切実に。

＿＿＿＿＿＿
…そらるさんのお家パートいつ終わるんだろう。