16 俺の思いと気持ちの変化1 ページ17
慧サイド
宏太「なあ、伊野尾。」
慧「ほぁ?」
宏太「お前さ…Aと会ってるのか?」
慧「…だったら何?」
Aは、俺が守る。
誰がなんと言おうと、絶対に守る。
宏太「だったら、やめろ。
もうあいつは辞めたんだ。
俺らとの縁は、もう切れてるんだ。」
慧「はあ!?なんだよそれ!
縁を切ったら、一生会ったらいけません。
そんな事したら、あいつしんじゃうぞ!」
涼介「いいんじゃない?しなせとけば。」
裕翔「あんなウソいわれてもねぇ。」
慧「っ!!お前らに…お前らに1人でいる苦しみ分かるのかよ!
あいつがどんな人生送ってきたか知ってるのかよ!!
自分を犠牲にしてまで、他人の幸せよろこんで、辛いことも限界の遥か先まで耐えて。
それに、MV撮影とLIVEの数日前から、寝ずにずっと歌ったり、ダンスの練習をしたりを、15年間ずっとしてたんだよ!
薮と光は知ってただろ!?
なんだよ!デビューして、高校でありもしないウソ話信じて、嫌いになった癖に、ずっと一緒にいてさ!
人が苦しむ思いを知ってるAが、人を苦しめたり、傷つけたりするわけないだろ!
それに…
あいつの服の下、見たことあるか?
全身アザだらけで、火傷の後もあるんだよ。
昔のものから、最近のものもある。
それを作ったのは、紛れもなく、俺たち人間なんだよ…。」
大貴「でも、俺らは暴力は振るってない!」
慧「暴力は振るってなくても、JUMPが1番Aの心に暴力を振るったんだよ!」
光「…特に俺と薮がでしょ。」
慧「2人は、最後の追い討ちでね…。
2人がjrの頃と変わってなかったら、まだここにいたよ、Aは。」
宏太「今考えたら、おかしいよな…。
伊野尾の言ってた通り、苦しみをわかってるAが、するわけないもんな…。」
光「いなくなってから気づくとか、子供じゃん。」
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作者名:夏葵 | 作成日時:2017年12月14日 20時