alone………? ー私の居場所はどこですか?ー (ページ14)

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13 どうして…? ページ14

ある日、ちょっといい?って連れて来られた空部屋

『何?』

涼介「やめたいとか思わないの?」

『えっ?』

涼介「だから、やめたいと思わないの?」

『思うよ。それにあなた達6人が私を嫌ってるのも、JUMPから追い出そうとしているのも知ってる』

大貴「じゃあ何で辞めないの?」

『負けたくないからだよ。別にさ、嫌われ者でもいい。だって、嫌われ者って1人は必要でしょ?』

雄也「そんなの綺麗事じゃん。」

『確かに綺麗事かもしれない。でも、Jr時代エリートだった、みんなと私は違う。
言ったら悪いかもしれないけど、どんなに見切れてた慧や圭人にだってファンはいた。
私ってさ、テレビ映んないし、ソロないし。
だけど、今こうやっているのは、いつも私を味方してくれる3人がいるから。
だから、悪いけど私を支えてくれる人がいる限り、私はどんなことされても、JUMPも事務所も辞めない。』

侑李「そんな簡単に言うけど、結局は辞めて行くんでしょ?」

『辞めないよ。

…私ってデビュー出来た勝ち組かもしれない。何人も辞めて行く人を見てるから。
でも、私だってこの10年、何回も仕事呼ばれなくて存在を消されてた。
あと、私がどんなけダンスを完璧に踊ってもPVに使われたことないし。
努力努力っていうけど、努力なんてしたって意味ないものは意味ないんだよ。
みんなが思ってるほど私は甘い人生なんて送って来てないから。
話はこんなけ?』

裕翔「あと、伊野ちゃん達が、嫌いとか親友じゃないとか言ってたよ。」

『だから?言ったでしょ?私は甘い人生なんて送って来てないって。
悪いけどさ、私一人なんて慣れてるから。
慧達が嫌ってるんなら、嫌わせとけばいいんじゃない?』

そう言って、私は部屋を出た。