赤と黄。 (ページ24)

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想い、想われ。ページ24

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翌日、撮影の準備待ちで全員が揃った時に集合が掛かった

マネージャーもスタッフさんもいない、メンバーだけでの集合なんて最近では滅多にない

「なになに？怖いんやけど」

「しょーもないことやったら怒んで」

「ちゃうちゃう、ちゃんと真面目な話やから」

高身長2人組のちゃちゃが笑いで場を和ませるも、やっぱりしっかりと笑えてない奴が1人。

しれっとそいつの横に移動し話が来るのを待つ。

「俺、実は照史と付き合うことになってん」

「ええぇぇええ？！」

「ほんまに？！うそやなくて？」

「エイプリルフールはとうに終わったで？」

みんな驚きを隠せない

俺ら2人を除いて

「なるべく皆には迷惑かけへんから、一応報告として言うとこー思ってん」

「ぇぇえ～…まぁ、うん」

「驚いたけど、まぁ…2人が幸せちゅうんならええんちゃう？別に」

「せや、困った時はなんでも相談しぃや」

「うんー、おめでとう」

「おめでとう、マネージャーには言うん？」

「あぁ、それなぁ？_______________」

皆がやんややんやする中、祝いたい気持ちの反面、失恋する辛さを味わった淳太の痛みは俺には計り知れなく、上辺の言葉でしかおめでとうを言えなかった。

そして微かに震える手すら、握ることが出来なかった。

「ジャニーズWESTさん、準備終了しました。スタンバイお願いしますー」

「「はーい」」