きらいの反対？（青） (ページ8)

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進もうページ8

店を後にし二人で歩く。

気まずい。余計な事を言わなきゃ良かったと後悔していると

「なあ A 俺と付き合わへん？」

『はぁ？さっきの話聞いたでしょ。近づかないでって。』

「でも俺が近づきたい。」

『いやいや。私じゃなくてもいいでしょ。もっと若くて可愛い女はいっぱいいるでしょ。』

「そういうの好きじゃないし。俺はしっかりしたAの方がいい。」

『男の人は信じられない。いつもうまいこというし、調子いいし、気が付いたら

私の友達とできちゃってるし。もう何が本当なのかもわからない。』

「男も女もクズやな。」

『クズの事信じてた私もクズだよ。もう誰も信じない。

私にスキがありすぎなのか、退屈な女だったのか・・・。』

はぁ～と大きなため息が出た。

『本当は最初から私が遊ばれていたのかもしれないね。』

「でもそんな過去にずっと縛られてるやん。俺と先に進もう！」

『進まない。』

「元カレ忘れたいんやろ。でも俺と似てるんやろ。

でも俺はそいつじゃないし、俺が証明したるわ。

Aがいい女でそいつがアホやったって事を。」