きらいの反対？（青） (ページ18)

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キスページ18

「A」って安田君が名前を呼ぶから顔を上げたらそのままキスされた。

唇が重なった瞬間から泣きそうになる。

それは嫌なんじゃなくて何かわからない感情・・・

『安田君のこういう慣れてる感じがやっぱり嫌い。』

って離れた。

安田君は少し困った顔をしてまた私を抱きしめた。

安田君はまた「A」って私を呼んで優しくキスをした。

私は泣きそうになる。

『やだ。もうキスしないで。』

「俺がきらい？」

真っ直ぐな目で私を見る。

目が合うとドキドキする。

『これ以上好きになりたくない。もう戻れなくなりそうで怖い。』

「じゃあもう俺遠慮せえへんで。」

って言うと私を壁にもたれさせ抵抗できないように私の両手に安田君の両手を絡めて

壁に押さえつけ、さっきとは違う少し強引なキスをした。

でもそのキスは全然嫌じゃなかった。

涙が勝手に流れてきて、誤解されたくなくて

『イヤで泣いてるんじゃないから。』って弁解する私はもうすっかり

安田君に落とされてしまっていた。

「俺が大切にするから。」って私をギュっと抱きしめた。

そして私たちは付き合う事になった。