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『良かった。ずっと俺嫌われてると思ってたわ。ほんまに傷ついたんやからな。えみ
俺のこと好きやから声かけられへんかったん?』
抱きしめられたまま こくんと頷いた。
『女子ってわからんな? 好きやったら話したくないん?』
「拒絶されるの怖かったから・・・。」
『ふふ。 かわいいなぁ。』って言って背中をトントンってされる。
『今日からは避けんといて。仲良くしよう。』って私を見る。
「うん。」って答えたけど安田君これってどういう意味ですか?
『えみ 明日から俺の隣に居って』
「隣は渋谷君がいつもいるから怖い。」
『俺おるから大丈夫やし、それに渋やん怖ないで。って意味わかってへんやろ?』
安田君が優しく笑う。あの日一目惚れしたキラキラした笑顔が今近くにある。
恥ずかしくなって、目をそらそうとした時、優しくキスされた。
『こういう意味やで。』って悪戯っぽく笑った。
突然のキスって何?そうじゃなくてもこんなにドキドキしてるのに。
もう恥ずかしくて顔見れない。
明日からは恥ずかしくて、今よりもっと声かけられないかも。
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:あず | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/81393901/
作成日時:2015年6月25日 17時