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4*:少女の力。 ページ4

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「悪いな」








中原の言葉と同時に、少女は壁へと打ち付けられる。








一瞬であっても苦しいのに変わりはない筈だが、表情は全くと言っていいほどに変わらなかった。








太宰はその様子を静かに見ていた。








その時だった。








突如として辺りを静けさが包み、少女は床へを膝をついた。








中原は、何が起こったのか判らなかった。








「異能力、無効化」



「能力者?!」








太宰の言葉に中原は驚きを隠せない。









こんな子供、ましてや檻に閉じ込められていた子だ。









根拠はないにしろ、何もかもが信じられなかった。








「そういうことか…っ!!」



「なんだァ?」









深く考え込み、太宰は何かを思い出す。








そして、全てを中原に話した。







生かすも殺すも君次第だ








それは、この少女のことを意味していたのだ。









首領はこの子の存在を知っていて太宰に選択を委ねた。








「気が変わった」



「おい、まさか」








その、まさか、だ。









太宰は中原に向かってニヤリと笑い、何か文句でも?と言い放った。









首領の命令は太宰に当てられていた。








中原に文句を言う権限は無かったのだ。








「おいで。私が君に外の世界を教えてあげよう」








差し出された手。








数秒後、その手を細く小さな手が握った。








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5*:初めての。→←3*:籠の中身。



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ろろみや。(プロフ) - エンジョイ勢さん» うわわ、本当ですね!!!ご指摘、ありがとうございます!! (2017年8月18日 23時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
エンジョイ勢 - 夢主ちゃん、めっさ可愛いですね。訂正させて頂きたいのですが33の今までの○○なら絶対云わないの今までが今でになってますよ?更新頑張ってください! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 670574c7a9 (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - ムクさんさん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2017年7月3日 1時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
ムクさん - スッゴくおもしろいです。がんばってください (2017年7月3日 0時) (レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - YYYさん» 応援ありがとうございます!読んで頂けて、嬉しいです!! (2017年6月4日 22時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろろみや。 | 作成日時:2017年6月3日 23時

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