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「はいはいｗｗまぁいいよ？
お仕置きはお仕置きだからｗｗ」
「だからってすっぴんでパジャマの時に
いきなり来るとか、お仕置きひどすぎる・・・」
「は？お前なぁ。
これがお仕置きなわけないだろ？
・・・もっともっといいことなんだけどｗ」
いたずらな表情を浮かべて
声を出して笑うユンギさん。
ユンギさんが笑うたびに
振動が身体を通じてわたしに届く。
お仕置き、という単語に
どこか甘い響きを感じてしまうのは
きっと気のせいじゃなくって。
心も身体も何かを待つように
熱を帯びてくる気がした。
髪を撫でるユンギさんの大きな手のひら。
ユンギさんの頬がそっと
わたしのこめかみに寄せられる。
そしてこめかみにもやわらかな唇の感触が伝った。
「・・・ユンギさん、顔見たい」
率直に気持ちが言葉になって出てきた。
あの優しい瞳をのぞきこみたい。
「なに？・・・早くお仕置きしてほしいって？」
楽しそうにそう言うと、
わたしの頭の下にあった腕を抜いて
むくっと身体を起こした。
そしてベッドに手をつきわたしを見下ろす。
初めてこれと全く同じ光景を見た時のことが
瞬間的に頭に浮かんできた。
あの時もこうして
ユンギさんが上からじっと
わたしのことを見つめていた。
ただ、あの時の切実で息苦しそうな表情とは違い
今日は余裕のある表情に見えた。
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作者名：櫻子 | 作成日時：2015年12月4日 1時
