Happiness

旅行で。*･ ページ21

涼介side

雄也「……さみぃ、」

光「ちゃんと上着着ててよ？」

大貴「たまにはいいねえ、外でのんびりするのも｣

ご飯を食べた後のんびり森の公園に来た。
侑李、裕翔、宏太、慧は侑李達が待ちきれず先に
遊園地に行きました笑

涼介「……」

ふと、ベンチに座って辺りをみると楽しそうに
遊ぶ家族連れが目に入る。ボールで遊んでたり、
バドミントンしたり、、

俺もさ…普通のお家に産まれてたらあんなふうに
一緒に遊んでたのかなぁ…なんて考えてたら
光が寒いってぎゅってしてきた。

光「涼介」

涼介「ん？」

光「キャッチボールしようぜっ」

涼介「…え？ボール持ってきたの？」

光「さっきお土産屋さんに売ってたから買った」

光って可愛い笑

涼介「……ふふ笑」

光「ほら、やるぞー！」

涼介「…うん！」

大貴「走るなよ！」

涼介「わかってるー笑」

光からの誘いが嬉しすぎてぴょんぴょん飛び跳ねる
俺をみて大貴がなんか言ってる笑

この人たちは俺の思ってることなんてあっという間に
読み取っていつもそばに居てくれる。

この人たちが一緒に居てくれれば俺は大丈夫。
幸せになれるから。

光「いくよー！」

涼介「うんっ」

光「はい！」

涼介「ほい！」

大貴「ナイスキャッチ！」

まぁまぁ俺の運動神経なめてもらっちゃぁ困りますよ笑

涼介「いくよー！……えい！｣

光「おーう！……うぉ、本気だすな！笑」

涼介「2割も出てないけど？」

光「正気かよ、笑」

雄也「玉はや……笑」

なーんて全力で投げさせて頂きました笑

光「くそー、悔しい……」

大貴「大人気ないなw」

光「俺も全力で行くぞ！」

涼介「おうっ」

光「…えいっ！……あ、！」

涼介「ばか！まっすぐ投げてよ！w」

光「ごめんごめんw 俺が行くよ！」

涼介「すぐだから俺…が、？｣

ボールを取りに行こうとしたら後ろに男の子がいて
その子は車椅子で俺にボールを渡してくれる

涼介「大丈夫？当たってない？」

一瞬当たったのかと思ってちょっと聞いてみた

男の子「うん、当たってないから大丈夫」

涼介「そっか、ありがとう」

男の子「ねぇお兄ちゃん」

涼介「ん？」

男の子がなにか話し始めた時みんな来て当たってないか
すごい心配してる笑

男の子「大丈夫だよ」

光「よかった…」

雄也「焦ったね……」

涼介「あ、ごめんね？なんかあった？｣

そう聞くと男の子は俺の目を見て聞いてくる。

男の子「あのさ、お兄ちゃんも病気なの？」

涼介「え？」

お兄ちゃんも？

旅行で。*･→←旅行で。*･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す