【2j3j】元なんでも屋の妹【lrn】

〃 ページ32

lrn「どうしよう、嫌いって言われた。大っ嫌いって……」

los「貴方もそろそろ妹離れしなさいよ〜」

lrn「できるわけねぇだろ！？あんな可愛い妹がいて！！！レオスだって自分の妹いたらこうなるって！！」

los「君はシスコンにも程があるんだよ！！ルーナも20なんだし子ども扱いされたくないでしょ」

lrn「俺は心配なだけなんだよ〜、いつどこで危ない目にあうかわかんねぇし」

los「ローレンの気持ちもわかるけど、前職もあれだしルーナも弱いわけじゃないから自分で何とかするでしょうよ？」

lrn「やっと狂った状況から抜け出して落ち着いてきてんのに、なんかあって逆戻りとかになったら溜まったもんじゃねぇよ」

los「兄として心配するのはいいことですが、子ども扱いしすぎたらほんとに嫌われますよ」

lrn「レオス〜〜〜俺どうしたらいいんや」

los「まぁルーナの大っ嫌いも咄嗟に出た言葉でしょうし、子ども扱いしすぎてごめんなさいって素直に謝ってきたらどうです？」

lrn「それが丸いか……ルナ自分の家戻ったんかな？」

los「いや、ローレンの家でしょ」

lrn「戻ってくるかぁ？」

los「研究者の勘を信じなさい！！」

lrn「その勘だけは信用したかねぇな」

los「………ちなみに予報ではこの後雷なるらしいよ」

lrn「！？！？おまえそれ早く言えって！！！」

los「グズグズしてないで早く行きなさーい、お返しはタバコでいいので」

lrn「たばこはわかんねぇけどとりあえずレオスさんきゅー！！！」

los「ほんとに手のかかる兄妹だこと笑」


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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


『……にぃいない。待ってたら戻ってくるかな』


『さむぅ…そのまま出てきたのまずすぎた…スマホも鍵もないし。』


ﾋﾟｶｯ!!!


『！！？』


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!!


『うぁ…！』


『かみなり…？』


ﾋﾟｶｯ！ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛー!!


『ｯ!!!……にぃ；；』

lrn「ルナ！？」

『にぃ…；；；；』

lrn「なんで外にいんだよ？！鍵もってなかったの？」

『だってぇ…；；；；』

lrn「大丈夫大丈夫。ごめんな戻るの遅くなって、中入ろうな？」



『……にぃ？』

lrn「ごめんな？ルナももう子どもじゃないのにな」

『うん…』

lrn「ルナが危ない目に遭って自分の前からいなくなったらとか思ったら心配してたまらんのよ」

『うん…』

lrn「だから多分これからも口うるさく心配すると思うけど、許してくれ？」

『うん…でも子どもじゃないよ』

lrn「わかってるよ笑」

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