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目を覚ますとリトくんと泣きそうな顔をしたカゲツがいた
『……ぇ？なんで？』
usm「様子見に来たらすっごい魘されてたよ。頭いたい？」
そう言って私の頭を撫でようとしたリトくんの手をとっさにふ
りはらってしまった。、さっきの夢がほんとになるような気が
して怖くてたまらなかった
『ごめん……』
usm「なんかあった？」
kgt「大丈夫？」
『うん…なんもない』
会話がうまく成り立たない。何を話しても空回りしそうな気が
して黙っていると頬が濡れているのに気づいた。
泣きたくなんてないのに涙が止まらなくて、
気づいたらリトくんに抱きしめられて、カゲツに隣で頭を撫で
られていた。
usm「泣き虫だなぁ、おまえはほんとに笑」
kgt「たくさん泣きな笑笑」
『Aが女の子だからみんなの邪魔になっちゃう』
kgt「誰がそんなこと言うたん？」
『みんな、言ってた。Aがいらないって』
夢だとわかっているはずなのに現実だったらどうしようと思い
いつの間にかさっきのことをつらつらと話していた
usm「くぅ、それ夢だから気にしなくていいの。誰もおまえのこと邪魔とか要らないとか言わないから。な？」
kgt「そやで？そんなやついたら今すぐボコボコにしてるわ」
usm「大丈夫大丈夫。それに今俺たちに話してくれたから正夢にならねぇな！話さなくても正夢にしないけど、心配ならずっと手繋いでるか？」
『指折れちゃうからいい…』
kgt「俺と手繋いどこなぁ︎^ ^」
『うん』
usm「おい！！なんでだよぉ！www」
kgt「まだしんどい？」
『うん…ちょっと』
usm「このまま寝ていいぞ？寝れそう？」
『なんか面白いお話してくれたら寝れそう』
kgt「お、僕も聞きたーい」
usm「無茶ぶりだなぁwwwちゃんと聞いとけよ〜？」
その後もリトくんのしょうもない話を聞いてると、抑揚があっ
てうるさいくらいなのにどこか落ち着く優しい声を聞いてると
いつの間にか眠っていた
kgt「よくある事なん？」
usm「んーそうだな。元々頭痛持ちだし、何かあると頭痛くなったりしてるな」
kgt「そうなんや」
usm「薬飲んで抑えるか、ストレスかけないようにするしかないからなぁ…」
kgt「何を抱えてるんやろ、この子は」
usm「根本的なところは教えてくれないからなぁ…」
kgt「僕はAのこと守れるかな？」
usm「守れるよ。俺らで守ろうな」
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作者名：いちごぱふぇ | 作成日時：2023年12月18日 14時
