【銀魂】 貴方を救いに此処まで来ました｡第二章

65　少年の声 ページ23

鴨「この一家は全員イカれてる」




まずは母親、北条 三咲。色狂いでいろんな男の子どもを産んでいる。


次に父親、北条 蓮司。こちらも浮気が絶えず、権力があるせいか暴力癖があるようだ。


そして、この北条蓮司の弟が北条匠であり、今回の事件の死亡者。




さらに母親が六人も子を産んでいて、ぺドフィリア(小児狂)、ヘマトフィリア(血液愛好家)
、ネクロフィリア(霊体愛好家)、マッドサイエンティスト、自傷愛好家・・・など・・・






おっと、一人まともなやつがいるかもしれん。






え、と名前が















“蓮”








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蓮side




蓮「カハッｯ」

苦しい、もう一時間は蹴られてる



「資料を渡しやがれ！テメぇは一家を裏切る気か！」

蓮「すみません、でも真選組潜入は成功しました。」




口答えするな！と





「まぁ、よしてやれ」




たった一言で空気が変わった、低く圧のある声。イカれ集団を統制するには怒鳴り声より優しい口調の方が良く効く。




「北条蓮司様！！」







蓮「ｯ……」






名前を聞くだけで虫酸が走る。聞きたくもないその名前、紛れもない父親の名前だ。






「蓮……お前に後はない、一寸先は闇だ。一族を一度裏切っているのだからな。本当であれば兄達に引き渡し実験台にしてしまっても良かったのだがなぁ」






こりゃぁ、しくじったら100%あいつらの玩具だな……考えるだけで鳥肌が立つ








蓮「ｯ！ハイ…必ず……真選組を潰します。」






「ああ、それでよい。」







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蓮「悪ィ………チンピラに絡まれた」



嘘をついた………嘘なんて一族の間では日常なはずなのに、少し唇が震えた。




貴「！大丈夫なのかい？！」




俺の肩を激しく揺する、怪我人なんだが、あ……








何か、









何かｯ……









心地良い









フラッ、









貴「蓮！」









バカだな俺は…………









こんな心配された事ないからって、ヤバ、意識が………









、




バタンｯ

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