【銀魂】 貴方を救いに此処まで来ました｡第二章

61　変革の無い男 ページ19

土「愛してんだ。」





貴「もう迷わないですか？」





土「………




俺はまだ迷ってる。

俺は女の経験だってほとんどねぇし、仕事でデートだってろくに出来ねぇと思う。」


貴「はあ、そんなの相手だってわかっるでしょう。



ぶっきらぼうで不器用なアンタを愛してるんでは？」



土「ｯ//////」






貴「悩んでることがそれだけならもう迷いませんね。」





そんな簡単なことじゃねぇ、今までひでぇこと散々やって来たんだ。







貴「はぁ、迷っているなら。これから好きなだけ迷って下さい。迷って考えた時間は失敗した時には良い言い訳になりますから。」




土「俺は・・・!!」




貴「言い訳を作りたい訳じゃない。……ですか？

でも第三者からみたら優柔不断な弱虫ですから」





バッサリと言い放たれた優柔不断という言葉は今の俺にはぴったりだった。





貴「伊東さんはかわりましたし、心配はしてません。だから、土方さんも変わる意志を持ってください。」


土「・・・おう。ありがとよ。」









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貴女side


フゥ、やっと決心したか。






総悟が何ていうかだけが心配なんだよなぁ



ちょっと頭いたいな………喉もちょっとやけどしてんのかな？ヒリヒリする。





とりあえず、屯所で薬飲みに行くか、





貴「よっこらせｯと・・・」









子ども「おい！ババア！」






貴「あ"？」









あ、昨日の・・・子ども。






いや、









クソガキ









貴「なんですって………」







子ども「！…悪い。そっ……その………ありがとうって伝えたかったんだ。」




入院服の裾をギュｯｳと握りしめて顔を真っ赤にしながら御礼を言う少年。





前言撤回







My Angel






子ども「………ｯ//////なっなんか言えよ！」





貴「可愛いね、お前、」




子ども「うっうるせー!!お前じゃなくて蓮(れん)だ！」





貴「ねぇ………蓮。」



蓮「なんだよ、」



貴「帰る場所ないんじゃない？」



明らかに痩せた体、ボロボロの着物、さらに………根性焼きの跡。









蓮「無いことはねぇ……









ただ」

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