【銀魂】 貴方を救いに此処まで来ました｡第二章

59　希望のある未来を ページ17

目を覚ますと白い天井が………









見えなかった。









、









、









代わりに、









大好きな………









鴨「Aッ!!!」









伊東さん。









貴「ん？なんで？！」









伊東さんは今出張にいってるはず。もしかして









貴「私のために？此処まで」







鴨「なっッｯ!!//////違う！だっﾀﾞｯダンジテチガウ!!!!」



原作でさんざん嘘つきまくってたにしては凄い嘘が下手ですね………ｸｽｯ







鴨「なんだ！そのニヤニヤした面はｯ！そのまま眠っていればまだ可愛げがあるぞ！」






貴「可愛い！？今可愛いって言いました！？」





鴨「下らないとこばかり聞こえる大層都合の良い耳をしてるんだな！(怒)」





あっこの感じ久しぶり……やば、何か、







鴨「第一なぁ………!!!!大丈夫か！？」









ん？









・・・ああ。安心したんだ









私が目覚めた時、伊東さんがいて。









泣き張らした目を擦ったせいか、真っ赤な目元に青筋を立てる姿に………









アッチじゃぁ、居なかったからね………あったのは









真っ白な天井だけ。









貴「大丈夫ですよ、ｸｽｯ………伊東さん。









私、やっぱり貴方が好きです。」









鴨「……知っている。だが僕はAが怖い。



時々何を考えているのかわからないから。




だから、僕は腹を割って話すことのできない人間とは夫婦になれない。」









貴「・・・」









鴨「急かしている訳じゃないが……Aが背負っているであろう過去も全て受け止めてやる。だからいつか……話して欲しい。」







貴「………考えておきます。」




はっきりNOとは言えなかった。いつか言わなくてはいけないとわかっているから




だけど、誰にも他言しなかったあの過去を打ち明けるのはどこか躊躇いがある


貴「ふふっ、てか、夫婦の前に恋人じゃありませんか？」


鴨「僕は結婚しないなら恋人にもならん。」



貴「ところで……肝心の、伊東さんの気持ちはどっちを向いてるんですかね？」




鴨「そ、それは………Aをどう思ってるのかってこと、か？」


貴「はい。」



鴨「それは、その。………妻に、迎えたいってことだろ。察しろ」



顔を真っ赤にして、目を泳がせながら言った。意地悪しすぎたかなと思ったけど、なんと言うか、予想以上の答えが返ってきた。


それが嬉しくて、またちょっとだけ泣いた。

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