予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ9)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:18,049 hit

88 ページ9

効いちゃうんだよね...』

ハァァと大きくため息をつきながらレイとチェスをする

隣には、先程私が負かしたエマと、次に私が戦うノーマンがチェスをしている

レイは腕を組みながら次の手を考えているようだ

レイとの勝負は次で私が勝つだろう

ライカとハルとクロユリは、かわりに警備に行った

私も連れていってほしかったのに...

私はレイが駒を動かし終えたのを確認して、ルークを動かす

『はい、チェックメイト』

ｴﾏ「すごい！レイも負けちゃった！」

チェスなんてもう飽きるほどやっている

というか、実際飽きている

それだけすれば、上達するものだ

ﾉｰﾏﾝ「はい、エマ。こっちもチェックメイト」

ｴﾏ「え～!!優しくっていったじゃん！」

ﾉｰﾏﾝ「僕なりに手加減したんだけどな...」

ｴﾏ「ノーマンひどいよー」

ﾉｰﾏﾝ「ごめんね、エマ」

ﾚｲ「『...』」←その様子を眺める二人

『ねぇレイ』

ﾚｲ「ん？」

『ノーマンはこk』

ﾚｲ「してない」←即答

『でしょうね』

ﾚｲ「ましてやエマは気付いてない」

『いい加減付き合えよ』

ﾚｲ「それな」

レイは見た目はまぁ、結構大人っぽくなってるし、背も高くなってるけど、こういうところは変わってなくて安心する

素直に嬉しい

けどさ

ノーマンとエマは変わってもいいと思うんだけど!?

ハウスにいた頃からさ、なんでノーマンは告白しない!?

エマのこと好きなんだろ？

私には聞こえてたよ

「好きだから」って

やっっと再会したんだから告白くらいしなよ

久しぶりにこんな笑顔のノーマンが復活したんだしその流れでさ...

それにエマ、気付いてあげなよ

もうため息しかでないよ...

ﾚｲ「お前も大変だったんだな」

レイはぽんぽんと頭を叩いてくる

『背は伸びてないけど子供扱いしないでよ！』

ﾚｲ「おーよしよし」

『おいレイ！やめろ！』

そのあと、寝るまでずっと話したり、遊んだりして過ごした

チェスは私の全勝

ノーマンVSレイはステールメイト

エマは全敗で終わった(めっちゃ泣いて寝た)

そのまま私達も疲れて寝てしまった

久しぶりの懐かしい暖かさの中でゆっくり眠りについた