予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ8)

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眠りについた

はずだったのに...

ライカ「どうしたのニゲラ。眠れないの？」

私は眠れなくて、ソファーから落ちて現在床を転がっている

さっきから体をぶつけすぎて痛い...

ハル「ニゲラ、お客さんが来てるみたいだよ」

ハルはそう言って部屋の隅にあるモニターを指でさす

そこには、エマ、レイ、ノーマン、クロユリがうつっている

このカメラは私の部屋につながる廊下をうつしている

つまり、四人は確実にここに向かってきている

私は起き上がってソファーに座る

ハルとライカはもとからソファーに座っている

座って待っていれば、ドアをノックする音が聞こえた

『いいよ』

その一言で扉は開く

そこには、涙目のエマとレイ、今にでも「しょうがないなー」とか言いそうな笑顔のノーマンとクロユリがいた

私は、涙目の二人よりも、いつもと全く違うノーマンに驚かされた

だっていつもならキリッてしてて、何でもこなす帝王みたいで、冬みたいな態度だし...

ノーマンは私の考えがわかったのか、仕方なさそうに小さく笑う

ｴﾏ「ニゲラ～」

『ちょ、エマ!?』

突然、エマは泣きながら飛びかかってくる

私はすぐにソファーから立ち上がって避ける

ｴﾏ「なんで逃げるの～？ねーえーニゲラー」

エマは簡単に諦めてくれるはずもなく、何度も飛びかかってくる

その度に私は逃げまわる

ライカ「ふぁいとーニゲラ」

『助けてよ！』

ｸﾛﾕﾘ「無理でしょうね。だって、やっと安心して感動の再会となったんだし」

そっか

エマとはもうすでに再会してるけど、素直に安心して喜べるような状況じゃなかったからね...

『といってもここまで粘るかな!?普通』

ハル「エマさんは普通じゃないからね。俺も一緒に行動したからわかったよ。全く、無茶するし、言うことは聞かないし、大変だったよ」

『でしょうね』

ｴﾏ「ニゲラー。一緒に遊ぼう？」(泣)

『残念ながらその攻撃は効かな...