予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ4)

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ｴﾏ「なら私も連れてって！」

ﾚｲ「俺も」

ｱﾝﾅ「私も連れていって」

ﾍﾟﾍﾟ「アンナは薬に詳しい！アンナなら...」

『駄目だよ。少人数でいく。』

ライカ「ここを守る人も必要でしょ？私とハルは残るんでしょ？」

『そうだね。私と、クロユリと、エマと、レイと、それからハヤトも来て』

ﾊﾔﾄ「わかりました！」

ｴﾏ「え!?それだけでいいの？」

『充分過ぎるくらい。でも、気を付けて。今回の目的は薬。派手に暴れないように。』

ｸﾛﾕﾘ「その言葉、そっくりそのままかえすよ」

『保証はできないね』ﾆﾔ

そして、この五人で農園の裏入口へと来た

中は警備する鬼と、装置につながれた食用児だけの、底辺農園だった

もしもの時にそなえ、クロユリには鎌となってもらう

農園の見取り図は暗記してある

この廊下の先に薬の保管庫があるはず

と、その時

少し先の横道から足音が聞こえた

音が小さすぎてエマ達は気づいていない

ハヤトに止まれと合図を出し、少し前へと出る

そのまま気づかずに歩いてきた鬼の職員の目を仮面ごと貫く

そのまま首まで鎌を進めて完全に絶命させる

私の服は返り血でべったり汚れる

顔にも少しついてしまった

少し震えてしまっているエマとレイに

『行こっか』

と笑顔で声をかける

このまま行けば何事もなく薬を手に入れられる

そのまま薬の保管庫につく

エマも、レイも、薬を入れていく

その時...

ビーッとうるさい音がした

警報音だった

ﾚｲ「くそっ！見つかったか!?」

『監視カメラね...薬は手に入れた？』

ｴﾏ「うん！」

『じゃあついてきて！私がカメラを壊しながら逃げ道をつくるから！』

そう言って私は大鎌を片手でふる

一振りで地面や壁にたくさんの亀裂がはいる

その亀裂がカメラにあたるようにしながら五回振る

それだけで集まってきた職員の鬼数体とほとんどの監視カメラを機能停止にする

ここから出るための最短ルートを頭の中で考える

そのルートはすぐに頭に浮かぶ

だが、そのルートでは、戦闘は確実に避けられない

無駄な戦闘を避けるためには...

『クロユリ、ちょっと暴れちゃうね』

やっぱり私は暴れてしまいそうだよ