予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ22)

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番外編　ハロウィンページ22

彼らが小さい頃(7～9くらいかな)のはじめてのハロウィンを番外編として投稿します！

～*～*～*～

ﾏﾏ「みんな、あつまって」

いつものテストと結果発表が終わった時、外にいこうとしていた私達をママはそう言ってひきとめた

ﾏﾏ「みんな、ハロウィンって知ってる？」

ｴﾏ「ハロウィン？」

ﾚｲ「あぁ、毎年10月31日に行われる古代ケルト人が起源と考えられている祭、だっけ？」

『何それ、わかんない』

ﾉｰﾏﾝ「ジャック・オー・ランタンを作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して、お菓子をもらったりするんだよね。たしか、その時に…なんて言うんだっけ？」

ノーマンは、年上の家族達にそう問いかける

みんな分からないようで、首を横にふったり、唸ったりしている

ﾏﾏ「トリック・オア・トリートよ。お菓子をくれないと悪戯するよ、という意味ね。」

『お菓子!?』

私にとってお菓子は大好物

きっとハロウィンとは、トリック・オア・トリートと言えばお菓子がもらえることなのだろう

『ママ！』

ﾏﾏ「なぁに？」

『トリック・オア・トリート!!』

そう言うと、ママは少しして笑いだした

お菓子は？と聞く私に、ママは優しく声をかける

ﾏﾏ「仮装をしてない子供にはあげられないわね。それに、あなたのいたずらなら、私はなんともないでしょうし。私を驚かせるようないたずらができれば、降参してお菓子をあげようかしら」

「えー」と、子供達から声が出る

ｴﾏ「ママを驚かせるなんて無理だよー」

『ママを驚かせる、か』

これは、難しいな…

遊び時間、私達四人は図書室で作戦会議をしていた

それぞれノートをひろげ、案を書いていく

しかし、納得できる案はまだない

何かヒントはないかと、ハウスや庭をあるいてみる

洗濯、つみ木、お絵描き、勉強、読書、鬼ごっこ、かくれんぼ…

みんなしていることはそれぞれだ

ﾉｰﾏﾝ「んーなかなか思いつかないね」

ﾚｲ「まず無理だろ、ママを驚かせるなんて」

ｴﾏ「でもお菓子食べたい！」

『食べたい！』

しばらく歩き回っていて、私は一つの案を思いついた

『ねぇ、こんなのってどうかな？』

私達は森の中にはいり、第二回作戦会議をはじてた

ﾉｰﾏﾝ「んー驚くかな」

ﾚｲ「…どうだろな」

ｴﾏ「名案だよ！やっぱニゲラは天才だね！」

『それじゃ、レイ、ノーマンはみんなに知らせて！エマは私と兄さん姉さん達と準備！』

「「「了解！」」」