予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ3)

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そんなこんなで今は懐かしい家族達と滝の裏でやっと再会できた

ギルダも、アンナも、ナットも、ラニも、トーマもいる

それに、知らない新しい家族もいる

さっきからジンとハヤトはテンションがおかしくなってるから無視してる

無視しながら、私は少し離れた岩の上でハルとライカと座っている

クロユリは霊体化してあたりの警備

ハヤトとジンに説明をお願いしてるから大丈夫だろう

私とライカはハルに今までのことを全て話すことにした

ハル「へぇ、大変だったんだね、二人とも」

ライカ「どうせそっちも大変だったんでしょ。お互い様だよ」

『まぁ、無事でよかった』

ライカ「そうだね」

ハル「それより、なんで強いお前がボスじゃないんだ？普通一番強いやつをボスにするだろ？」

『それはね、私はうしろの補佐役の方がいいから。それに、強いやつは最前線で戦う。死んでしまうかもしれない。ボスがいなくては成り立たない。それならボスを守る役の方がいい』

ハル「へ、へぇ...それとさ、あいつらみんなノーマンのことミネルヴァだって思ってるぞ。真実を言わなくていいのか？」

『真実を知ったときの反応を見たいんだよ』

ハル「...意地の悪さは健在か」

『悪かったね』

ライカ「それより、案内するのが決まったみたいだよ。今なら安全だし、エマ達と話してきなよ」

『んーそうだね。行ってくるよ』

トンッと岩からおりる

そしてエマ達のもとへと歩く

こちらに気付いた家族達はみんな笑顔で駆け寄ってくる

とその時、

ｴﾏ「クリス？クリス!!」

エマが急に叫びだす

ﾍﾟﾍﾟ「大変だ！クリスの容態が急変してる！」

え？

クリスが？

嘘でしょ？

やっぱり感動の再会どころじゃない

私はポケットに入れていた時計をだす

レーダーを確認すると、近くに白い点があるのを確認した

『エマ、大丈夫だよ』

ｴﾏ「...え？」

『行こう、クロユリ、ライカ』

ライカ「襲撃？」

ｸﾛﾕﾘ「それしかないね」

ｴﾏ「え？何するの？」

ﾊﾔﾄ「量産農園を襲って薬を手に入れるんです」

ﾚｲ「そんなこと...」

『できるよ。もうみんなの知ってる私じゃないんだよ』

少し低めに言ってみると、エマとレイが唾を飲む音が聞こえた