予知夢を見る少女 {約束のネバーランド} THREE (ページ17)

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YOUside

私は本当に卑怯で、悪いやつだと思う

『ねぇ、ノーマンどこ？』

それを、わかってて聞いた

　
　

私の部屋からノーマンの部屋までの間で鳥が手紙を持ってきていた

“計画をはやめ、ギーラン卿と同盟を結ぶ。計画を乱してすまない。アジトとその付近の監視を頼む。”

ノーマンからだった

手紙の通りなら、ノーマンは多分、ザジとともに卿のもとへ行っているだろう

しかし、計画をはやめる？

一番最近見た予知夢でもそんなことはなかった

つまり、これは私としても、ノーマンとしても予想外

何か胸騒ぎがする...

考えていると、いつのまにかノーマンの部屋の前にいた

部家をノックしようとした手は、中から聞こえた話し声により、止まった

話し声というより、中から溢れそうな怒りにだが

ﾊﾞｰﾊﾞﾗ「何。その顔」

ん？

まさか!?

音をよく拾えば、バリバリという不思議な音が聞こえてくる

外からわかるほど、殺気か溢れてくる

エマ、やっちゃったかな？

でも、私はあえて助けには出ない

これは、エマ達に現実を教えるチャンスじゃないか？

今、エマが何をしようとしているか私は知らないが、エマのことだから、また無茶しようとしているのだろう

エマは昔から時々、私でも予知できないような行動をしてきた

それは良くもあり、悪くもあった

私だってエマにも、レイにも、その家族にも、もちろんノーマンにだって笑っていてほしいと思っている

そのためなら、私は何も惜しまず使うだろう

私は一つ、深呼吸をする

そして、扉を開いた