犯行現場 ページ14
『コニー。最後にエマやギルダを見たのはいつ?』
おおー!なんだか物語の中の探偵みたいだ。
なんて馬鹿な感想を抱きながら事件に考えを巡らせる。
「えっと、レベッカを見送った時かなあ」
コニーが答え、私はまた質問を重ねる。
『みんなにおかしな様子はなかった?』
「なかったと思うよ」
しばらく色々と聞いてみたが、めぼしい収穫は無かった。
ずっとこうしていても仕方がない。
図書室にでも行くか。
私はまだ暗号の続きに惹かれている。
だからといって、ここに居てもすることがない。
無意味な行動は嫌いだ。
『コニー、としょ』
「図書室!」
私が言い終わる前に言われた。
若干驚きながらも、
『じゃあ行こうか』
と言えば。
「図書室だよ。ギルダ、そう言ってた」
『え!それ、早く言ってよー』
今になって思わぬ情報が。
最初から図書室に行っておけばよかった。
「ごめんね。忘れてたの」
コニーがしゅんと項垂れる。
『いいって。それより思い出してくれてありがとう。さあ、行こう?』
*
ガラリ
『どこだ!私の暗号!』
どうせ誰も聞いていない、はず。
「よう、A。なんだかやけに機嫌がいいな」
早々にレイによって私の膨らんだ期待に針が刺された。ここは図書室である。
「ちなみに、暗号ならここにある。…お前のじゃあないがな」
暗号らしき紙をそれを持っていたノーマンから奪いとる。
“wkh ohwwhu iurp brxu iulhqg. ”
“prp”
「A、分かる?」
ノーマンに聞かれた。
よくある暗号のパターンとしては、順番が変わっている、元の文字が別の文字に置き換えられている、など。
順番が変わっている時はだいたい文字の間なんて開けないから、別の文字にでも置き換えるか。
「The」
突然、ノーマンが言った。
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こんにちは!
最近、作者からが多くてごめんなさい。
本当はこの話で終わらせるつもりだったのですが、長くなってしまいました。
もう少しだけお付き合い下さい。
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もうしばらく『GFハウス事件簿』を宜しくお願いします。
しめじ
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花風雪(プロフ) - こんにちは!ずっと見てました!とっても面白いです!そろそろクライマックスぽいけど、きちんと完結してくださいね! (2019年8月8日 9時) (レス) id: e781858e49 (このIDを非表示/違反報告)
lwntodidet - コンパクト使えば分かるはずなのに分からないはないでしょ (2019年8月4日 11時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋桜 | 作成日時:2019年3月7日 21時