25【過去】 ページ25
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小学生の時、Aは今みたいに無表情じゃなくて普通に笑ったり、泣いたり、怒ったり....顔に出していた。
でも、ある日。AとAの友達________葵ちゃんがさ喧嘩したんだ。
その葵ちゃんは、Aにとって親友と言っていいほどに仲が良かった。
まぁその喧嘩の内容は、小学生らしい...“ブランコの取り合い”だった。
Aは葵ちゃんに“自分の怒り”をぶつけて....仲直りをしないまま、家に帰った。
その日の夜。俺....いや、クラス全員の家に“葵ちゃんが帰って来ていません。見つけ次第連絡してください。“って電話がかかってきた。
そして、Aは俺の家に来て...泣きながら“私のせい。私のせいで葵ちゃんが...!”と言って来た。
保護者は急いで葵ちゃんを見つけるため、外に行って探した。
俺達もついて行った。
歩き回った後、俺と岩ちゃんとAは小さな川の前を通り過ぎようとした。
その時に、その小さな川にさ....“何かが流れていたんだ”。
興味本位で近づいて見てみたら、
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葵ちゃんの遺体だった。
小学生だった俺らは、もうショッキングで....
葵ちゃんは完全に死んでいた。
その頃、その付近では“通り魔”がいたらしい。
それから、Aは“自分のせい”と思い込み、しまいには“自分の気持ちを葵ちゃんにぶつけたせいで死んだんだ”と言い始めて、
もう中学の時には、今みたいな感じになっていた。
______________このことを今でも引き摺ってる。
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月21日 19時