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及「はい到着！」
「...ありがとう」
保健室に着いた私達。
及川はゆっくりと私を下ろし、包帯などを探し始めた。
「ねぇ、さっき言ってたことって...」
及「あぁ....実はさ、もう1人マネージャーがいたんだ。その子はとてもしっかりしてて....でも、鈴野ちゃんに目をつけられて、今のAみたいに被害を受けて辞めちゃった。その後_________転校した」
「！」
及「その時、鈴野ちゃんは“反省してます。またマネージャーをやらせてください”と言っていたんだ。だから...色々と話し合って仕方なくOKした。でも、合宿でもこんな感じじゃ辞めさせないといけない」
「....そう..だったんだ」
及「あ、包帯見っけ！足出して」
包帯を見つけて及川は、治療をし始めた。
及「手も怪我してるでしょ」
「....うん」
及「うわっ...赤くなってる」
改めて右手を見ると、赤くなっており靴の跡が残っていた。
「....これじゃ何も出来ない...ご飯も作れない」
及「...今日は休んで。って言ってもこの合宿、明日のお昼までだけどさ」
「でも...」
及「大丈夫。みんなには伝えておくから。よし！治療完了！」
「ありがとう」
及「じゃあ俺は体育館に戻るよ」
「うん...」
そう言って及川は扉を開ける。が、私の方を振り返ってこう言った。
及「.....“昔のことはもう気にしない。Aのせいじゃないんだから”」
「！」
と。
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年3月21日 19時
