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待って。私、そんなこと言ってない。





目の前で鈴野さんは下を向いて泣いていた。






菅「.....」






私は菅原の方を見た。






(あ...)






菅原は怒っていた。






菅「A...本当に言ったの?」






「言ってない」






菅「そっか。鈴野さん。行こう」






鈴「うん...ぐすっ...」






菅原は鈴野さんの背中をさすりながら、食堂へ向かった。






「....」






鈴野さんはこっちを見て、ニヤッと笑った。





菅原が怒ったのは、もちろん私に対してだろう。






「....それもそうだよね。こんな私に信頼はない、か...」






_____________無表情で、喜怒哀楽を顔に出さない私なんて.....






私はご飯を食べたくなかった。



私は先に体育館へ行き、準備をし始めた。











食堂。






澤「お、おいスガ....どうした?」






菅「何だよ...」






旭「なんかイライラしてるよね?」






菅「してない...」






菅原と鈴野は食堂に行き、みんなと一緒にご飯を食べていた。



菅原はガツガツとご飯を食べていた。





誰だって、今の菅原を見れば“怒ってる”ようにしか見えない。






菅「イライラする....」






澤「やっぱりイライラしてるじゃん...」






日「あの菅原さん。Aさんはどこにいったんですか...」






菅「え...?あ、あれ?いない...?」






菅原はやっとAがいないことに気付いたようだ。









.









_______________菅原は何故イライラしているのか。





それはもちろん、鈴野に対してだ。





彼は、食べながら、






菅(Aはそんなこと言わない。あれは嘘だ。あぁもう....イライラする...)






菅原はさっきのことをみんなには言っていない。



あとから言うつもりだった。









菅「俺のせいかも....」






澤「...え?」






菅「俺、先に体育館に行ってるから!!」









菅原は先に体育館へ行った。






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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月21日 19時

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