36 【公式】歌う(初)【切り抜き】 ページ36
ちゃんと企画にするのがこのチャンネルの良いところである。
「今回はAさんが歌います！イエイ！」
パチパチ、と拍手。
畠中のテンションはマックスである。もちろんスタッフも。
「俺は歌わずに、Aさん“だけ”が歌います！」
「えぇ！？」
この企画が決まってから顔色を悪くしていた彼女。今回は全力で歌うらしい(予定)。
「皆が待っていましたからね！ついにですよ！」
「もー…。」
「ここでこの前のAさんの発言を振り返りましょう！」
と、以前の“歌わない発言”のシーンが流される。
「ちなみにですけど学生の時、音楽は好きでしたか？」
「大っ嫌い。」
「ん“ん“っふふっ。」
「何笑うの我慢してるのさー祐くーん。」
岩茸の音楽の成績は、良いとは言えないものであった。
とにかく嫌で嫌で、サボってしまった時期があったとか。(その後親に怒られたとか)
「ではミュージックスタート！」
と、音楽が流れ始め、岩茸は思うがままに歌う。
この場には、歌っている岩茸、テンションマックスの畠中、そして少ないスタッフがいる。
空気がとてもすごかった。
「めちゃくちゃうまいっすよ！？Aさん！」
「いや本当に苦手なの。頑張った。」
「今日はずっと歌ってください。」
「鬼畜か。」
今回の企画を振り返ってみよう。
______“岩茸Aが歌います”
、
、
、
「つ、疲れた…。」
岩茸はたくさん歌った。全力で。
疲れた、と本人は言っているけれど、途中からノリノリであった。これは皆が見逃さなかった。
「これで歌のお仕事も来ますね！」
と言った彼の笑顔は特別だった。
(ちなみにここが動画のサムネになっている)
「最後は一緒に歌ようよ祐くん。」
「はい！歌います！」
結果オーライという感じだ。
最後は2人一緒に歌って動画は終わっている。
カメラ内では見えなかったが、タンバリンの音がしたので、もしかしたらスタッフが持っていたり…。
【コメント欄】
___Aちゃんの歌声、可愛すぎる
___最初は嫌々だったけど、途中から楽しんでる推しが尊い…。
___祐くんがめちゃくちゃテンション高くて、幸せそうだったなぁ…。
___途中でドレミの歌は笑ったwwwww
___最高の企画だよ……ありがとうございます…
___これをきっかけにたくさん歌ってほしいな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 871人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「声優」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん
| 作成日時：2021年8月15日 19時
