13:誘い ページ13
「というかその“爽やか君”っていうのやめて。」
「じゃあ、スガちゃん?」
「…まぁうん。それでいいよ。」
影山の“飛雄ちゃん”というあだ名もだけど、なぜ”ちゃん“をつけるのか。
気になっちゃうけど、深く考えるのはやめておこう。
「ありがとな、及川。俺頑張ってみる。」
「いえいえー。スガちゃん頑張ってねー!ばいばーい。」
「おー。」
長い長い電話を一区切りをしてお互いに切る。
そして俺は自然と頬が上がっているような気がした。
机の上に小さな鏡がある。俺はその鏡で自分の顔を見た。
「…気持ち悪っ。」
案の定、笑顔になっていた。しかし、それはあまりにもニヤニヤとしている笑顔であった。
*
次の日。
(今?朝から言ったほうがいいのかな…。断られたらどうしよう…。)
現在。2人は登校中。
しかし菅原は、今言った方がいいのかとタイミングを考えていた。
(今言うべきなのかな。でも帰りで…ううん。そもそも今日なのかな…。)
Aも同様である。
何なんだこの2人。早く言えばいいものを。
「あ、あのさ。」
「ねぇ。」
「「!」」
切り出そうとした結果________2人は同じタイミング。
「いいよ、菅原から。」
(びっくりした…。少し肩が上がっちゃった…。)
「え、あ、うん。」
(今、A何を言おうとしたのかな。)
ヒヤヒヤとした中、菅原はすっと深呼吸をし、一旦立ち止まる。
「こ、今週の日曜日。お出かけしない?」
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紫推莉 - 本当に面白かったです。大学生編があったら絶対読みます!!いい話をありがとうございました! (2022年6月12日 12時) (レス) @page37 id: 476647d32d (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ☆天香☆さん» コメントありがとうございます。私もどのような流れでくっつけていこうかなと迷っています(笑)頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2019年11月19日 17時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - ただただ純粋でにぶちんな二人が愛しいです・・・!!お前ら早くくっつけ!!と思いながら読むのが楽しいです。応援させて頂きます! (2019年11月19日 12時) (レス) id: 63e3e21700 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 海石榴《ツバキ》さん» コメントありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - とても面白かったです!応援してます! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノン | 作成日時:2019年11月17日 15時