33：付き合う ページ33
「あのさ、」
「？」
腕が解かれた後。
私達は互いに顔が真っ赤であった。まるでりんごのようだ。
そんな中、話を振ってきたのは孝支君からだった。
「俺達、…これから付き合うってことだよ、ね…？」
「！う、うん。…付き合う。」
改めて再認識すると私は両手で顔を隠した。
耐えられなかったのだ。
「じ、じゃあ…また、な。」
「う、ん。また、明日…。」
互いに片言となってしまったが、ひとまず一件落着だ。
これからどうなってしまうのか私にもわからない。
＊
「及川今までありがとう。」
「スガちゃん死んじゃうの？」
「もう死んでるよ、心が。」
「そっかーお付き合い出来たんだねおめでとー。」
俺の言葉からどのように付き合い始めたと繋げることが不思議だったが(あっているが)とにかくここまでは及川のおかげかもしれない。
「でもさーこれから大丈夫？」
「え？」
「付き合うってことは色々なことするんでしょ？」
「意味深に聞こえちゃうからやめて。」
色々、と言われ部活のこともあるし受験生でもある。
「俺はいつも通りにAと喋ったり過ごせたらいいなって思う。」
「スガちゃんらしいねー。」
_______その後。電話を切り、及川の方から俺の連絡先を消していた。
もう、“大丈夫”ということを意味していたのかもしれない。
いや、及川のことだから単純に“つまらない”と思って消したのかもしれない。
今になってはわからない。
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紫推莉 - 本当に面白かったです。大学生編があったら絶対読みます！！いい話をありがとうございました！ (2022年6月12日 12時) (
レス) @page37 id: 476647d32d (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ☆天香☆さん» コメントありがとうございます。私もどのような流れでくっつけていこうかなと迷っています(笑)頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2019年11月19日 17時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - ただただ純粋でにぶちんな二人が愛しいです・・・!!お前ら早くくっつけ!!と思いながら読むのが楽しいです。応援させて頂きます! (2019年11月19日 12時) (レス) id: 63e3e21700 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 海石榴《ツバキ》さん» コメントありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年11月17日 15時
