酷く驚く ページ8
「そもそも家庭科室って開いてるの?」
と、細かいことを聞くヤシロ。
「そーいうのは大丈夫なんですー。」
「そ、そうなのね。」
全然納得いっていない様子。
細かいことを気にしていたら、この先の人生大変だと思う。
ぼちぼち廊下を歩き、階段を上ったりと家庭科室へ一歩、一歩と近づく。
現在。夕方と夜の間くらいの時刻。部活をしている生徒達は少しずつ帰っている。
学校の中は、とても静か。足音が響いているだけ。
そして。
「とうちゃーく!」
家庭科室に着いた。
「き、緊張する。」
ヤシロはガクガクと震えていた。
「大丈夫。優しい子だから。」
「そ、そうなんだ…。」
ほっ、と安心した時。俺は勢い良くドアを開けた。
「Aー!いるー?」
「ッ!?」
すると窓から外を見ていたAの姿が。
俺の声でビクッと肩が上がっていた。
「あ。いたいた!」
「!花子くん。」
「あ、あの!」
「!」
あ、やべっ。
Aは俺の後ろにすぐ隠れた。
やっぱりだ。人と全然会っていないから緊張しているのだろう。
最近じゃ俺とだけである。
だからAは酷く驚いたのだ。
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のんのん - おおお面白いです!いっぱい読みます! (2020年7月28日 16時) (レス) id: 7c57b8ea8a (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます! (2020年3月4日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 最高! (2020年3月3日 20時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - なおさん» ありがとうございます。 (2020年2月23日 16時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ノンさん» いえ笑更新楽しみにしてますね! (2020年2月22日 20時) (レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノン | 作成日時:2020年2月16日 12時