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「や、やべ。質問しすぎたな…。」


「ど、どうしよう…。」









 
と、皆は改まって自分の行動に気付いた。









 
「大丈夫かな…。」


「今から様子見てくる!」









 
その中で寧々は、彼女を追うように教室を出て行った。









 










 
やばいやばいやばい。


あんなに質問されるとは思わなかった。









 
皆が私を囲んで、質問質問質問。








 
それに対して私は椅子に座り、石のように固まった。



 
あぁ、もう…。初日から駄目駄目だ。









 
「……あ、あれ…?」









 
教室から出たいという感情がいっぱいで、廊下を意味もなく走っていたら人の少ないところへ来た。









 
「旧校舎…?」









 
旧校舎。そのような雰囲気が出ていた。


生徒が誰もいない。私1人だけ。ポツンと。









 
「どうやって戻ろう…。」









 
ここに来たのは初めて。だから校舎の中身は把握していない。







でもまずは、走ってきたところから一旦戻ろう。









 
そう思った時だった。









 
___________ガタッ。ゴソッ。









 
「…?」









 
私の立っている右側________女子便所という看板があるところから物音が。









 
女子便所……女子トイレか。









 
もしかしたら、私以外にも生徒がいるかもしれない。






 
そんな甘い考えが頭に浮かんだ。

六→←四



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設定タグ:地縛少年花子くん , 花子くん , 柚木普   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ノン | 作成日時:2020年1月26日 18時

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