お互いの気持ちを言った時。 ページ43
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お互いの気持ちを言った時。
__________________私は涙を流すだろう。
＊
「Aちゃん！」
「うわっ！？」
先輩は右手に持っていた鞄を地面に置き、勢いよく私に抱きついて来る。テンション高いなって。
優しい風と共に先輩の懐かしい匂いがして、良い匂いだなって。
「会いたかったぁ…」
「私も、会いたかった…です」
ぎゅっと私も腕を背に回し、抱きしめる。
「あの、先輩」
「ん？」
私は“今ここで聞かなければ”と思い、腕を解く。
「先輩、連絡先交換しませんか！」
私は目を合わせて言った。顔に熱が溜まっていくのがわかる。緊張して心臓がうるさい。
「あはは！もっちろん。俺も交換したいなって思ってたんだよー。なんで東京行く前に交換しなかったんだって話だけどね！」
「…」
先輩もそう思っていたんだ…。私だけかなと思っていたんだけど。少しホッとした。
＊
坂ノ下商店の前の段差に私達は座り、お互いに携帯を出して連絡先交換。
「月日が経っても、先輩のこと好きです」
「！お、れも」
私の言葉にあたふたしている先輩。私も実はテンションが高い…？
「その好きってさ、どっちの意味？」
「…恋愛的な、意味です」
「！」
今までは尊敬とか憧れとか思っていたけど、だんだん先輩と親しくなるにつれて“一緒にいたいな”と思う存在になった。
「じゃあ俺達付き合う？」
「ぅえ！？」
「だって両想いだよ？」
「そう、ですね」
「これからよろしくね？Aちゃん」
「！よろしくお願いします」
月日が経っても、先輩は先輩。
菅原先輩を初めて見た時と同じ感覚になった。
__________素敵な笑顔だなぁ…。
と。私の頬に涙が流れた。
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ノン(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます。私もスガさん大好きですね(笑) (2019年9月16日 15時) (
レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 渚＠俺ﾅｰさんさん» コメントありがとうございます。更新がんばります！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - スガさん大好きです！！ (2019年9月16日 11時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
渚＠俺ﾅｰさん(プロフ) - 好きです…。こういうお話好きです。更新頑張ってくださいね！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年9月15日 19時
