私が驚いた時。 ページ42
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私が驚いた時。
__________________私は心臓が止まりそうになった。
＊
第二体育館へ向かうと、水道のところに髪色がオレンジ色で目立っている日向君の姿があった。遠くから見て、“あれ、背が伸びたんじゃ…”と思う。2年生になって先輩らしい様子が見れてとても嬉しいな、なんて。
しかし、今は片付け中で忙しそうであった。今日ではなくてもいいかな、と思っていたら日向君はすぐ私の姿に気付いた。
「Aさーん！」
「ひ、なたくん…」
日向君の声量は相変わらず大きく、少し驚く。彼は私のところへ来る。やはり背は伸びていて、私の身長を追い越していた。
「どうしたんですか？」
「課題提出に来てて、日向君に会えるかなって」
「そうだったんですね！」
「それでね、日向君。少し聞きたいことがあるんだけどいいかな…」
「はい、もちろんです！」
日向君には感謝の言葉では足りないくらい感謝している。本当にありがとう日向君。
私はすっと息を吸ってこう言った。
「菅原先輩の連絡先教えてください！」
と。
今まで生きてきた中でこんなに大声を出すのは滅多にない。少しだけ私の声は響き、体育館の中にいる部員達は唖然としていた。
そして私の目の前にいる日向君も目が踊って、しどろもどろになっていた。
「Aさん！坂ノ下商店に行った方がいいと思います！」
「ぅえ！？」
「行った方が絶対話早いです！」
「？」
「おれ達、まだまだしなきゃいけないことがあるので！それではまた！」
だんだん早口になっていたが、日向君はオレンジ色のタオルを右手に取り、走って体育館の中へ行ってしまった。
＊
____日向君の言葉の意味がわかった。
私は早速坂ノ下商店に行った。すると1人の男性が立っていた。スラッとした感じでスタイルが良くて、身長も高くて。
「Aちゃん！？」
「菅原せ、んぱい…？」
その男性の正体は菅原先輩だった。帰って来ていたんだ…。
私は心臓が止まるかと思った。
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ノン(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます。私もスガさん大好きですね(笑) (2019年9月16日 15時) (
レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 渚＠俺ﾅｰさんさん» コメントありがとうございます。更新がんばります！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - スガさん大好きです！！ (2019年9月16日 11時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
渚＠俺ﾅｰさん(プロフ) - 好きです…。こういうお話好きです。更新頑張ってくださいね！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年9月15日 19時
