占いツクール
検索窓
今日:213 hit、昨日:479 hit、合計:64,076 hit

27滴:大丈夫 ページ28

.





「広樹…何、言って」









お母さんは驚きのあまりで口は開いたまま。広樹は今にでも泣きそうだ。でもいいんだ、これで。頑張ったよ、広樹。









「僕、学校ではずっと1人なんだ。習い事ですぐ帰らなきゃ行けないし、休み時間もずっと…。別にそれは習い事のせいではない。自分自身の問題。その中でも“自分がどうしたいか”が必要なの。だから、」









広樹は一呼吸置いて、言った________。









「お母さん達の操り人形にはなりたくない!」


「なっ…!」


「!」









なぜだろうか。広樹が1番この気持ちなのだろうに。私は、すっきりした。すかっと、解放された気分だ。









「私は…!広樹のことを思って!」


「そんなの、僕のためじゃない!“自分の自慢の子”として今まで作り上げてきただけだ!僕は、もっと楽しく過ごしていきたいんだ」


「…ぁ、あ」









お母さんは絶句している。広樹の言っていたことは単なる事実。保護者の中で広樹が褒められて嬉しがっている母親。その最高な気持ちを知ってしまったお母さんは、子供自身を見ていない。ただ、広樹の才能だけ見ているだけだ、今は。









「!お母さ_______」









お母さんは無言で病室を出て行った。









「…」


「…姉ちゃん。お母さん、大丈夫…かな」


「…うん、大丈夫だよ。広樹の気持ちをわかってくれるよ、絶対」


「ありがとう、姉ちゃん」


「私は何もしてないよ?」









あはは、とお互い顔を見合わせて笑い合う。心の底から笑うことはこんなにも楽な気持ちになるんだとわかった。









「次は、姉ちゃんの番だね」



「うん。学校で頑張ってくるよ」









1段階話の区切りがついた時。









「……姉ちゃんって」


「うん?」









広樹は口を開く。









「菅原さんのこと好きなの?」


「へ!?せ、先輩としては好きだよ!?」


「へぇ…恋愛としてじゃないんだ…」









少ししょぼんとした顔を見せる。









「僕、菅原さんみたいなお兄さんほしいな」


「…ソウデスカ」

28滴:録音→←26滴:影山



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
315人がお気に入り
設定キーワード:ハイキュー!! , 菅原孝支 , 烏野高校
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ノン(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます。私もスガさん大好きですね(笑) (9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 渚@俺ナーさんさん» コメントありがとうございます。更新がんばります! (9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - スガさん大好きです!! (9月16日 11時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
渚@俺ナーさん(プロフ) - 好きです…。こういうお話好きです。更新頑張ってくださいね! (9月16日 2時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノン | 作成日時:2019年9月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。