16滴：交通事故 ページ17
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私は部活をさぼった。部活をする気にもなれず、“どうして部活をしているのだろうか”とそんなことまで考えるようになった。
いっそやめてしまいたい。でもそれは逃げるような気がして周りから何か言われそうだ。
____________逃げる、という行動は恥ずかしいと私は思った。
＊
学校にいるのは息苦しく、私は家に帰った。
もう部活のことはどうだっていいや。今日お母さんに相談してみようかな。なんて思いながら家に入ると、リビングの机の上に1枚紙が置いてあった。
その紙にはこう書かれてある。
____________◯△病院にいってきます。
と。
「…え？」
このメッセージに不思議に思った。病院だなんて家族全員あまり行かない。今回は“何かがあったに違いない”。
私はポケットから携帯を取り出し、お母さんに電話をかける。
「あ、もしもし」
お母さんはすぐ電話に出た。
『何？』
「今も病院？何かあったの？それに広樹、もう帰ってる時間だと思うけどいなくて、』
そう。広樹は部活に入っていない。親の習い事のせいで。だから帰って来る時間は早いのだ。でも、広樹の姿がない。
『___________交通事故に遭ったのよ』
「…は？」
『広樹が、』
「！」
＊
どうして私にすぐ連絡してくれなかったんだろう。
私の、たった1人の弟だ。その弟が交通事故に遭った、だなんて不安で不安で仕方がない。
それに電話越しのお母さんの声はどこか冷静な感じがした。
私は自転車を漕ぎ続け、病院へ向かった。その病院は家に近く、数分したらすぐ到着した。
＊
あとからメールで送られてきた広樹のいる病室に向かう。
汗が首をつうっと流れる。髪もボサボサだ。
急ぎながら髪を整える。
弟は303号室にいた。
、
、
、
「広樹！」
ドアを開けるのと同時に弟の名前を呼ぶ。
病室には、真剣な顔をしている両親。そして、静かに眠っている弟の姿があった。
その光景に現実を受け止めれないのに、母からの次の言葉で、
コップの水が溢れ出てしまった。
「_________広樹じゃなくて、Aが事故に遭えば良かったのに」
………ぽチャっとmiずが××てキ
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ノン(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます。私もスガさん大好きですね(笑) (2019年9月16日 15時) (
レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 渚＠俺ﾅｰさんさん» コメントありがとうございます。更新がんばります！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - スガさん大好きです！！ (2019年9月16日 11時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
渚＠俺ﾅｰさん(プロフ) - 好きです…。こういうお話好きです。更新頑張ってくださいね！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年9月15日 19時
