【文スト】かくれんぼしましょう？【太宰治】

第16話「アンケート」 ページ18

太宰side


私はAちゃんと別れた後、すぐ中学校に向かった。


押し花をポケットに入れて。


兎に角、普通にしよう。中学校には今日から4日間行くが、その前に事件を解決できるかもしれない。


生徒達の“様子”を見れば_______。




_______________




中学校。


早速、校長室に向かう。


何かと生徒達の視線が凄かったが....。やはりこのいつもの格好じゃ駄目だったかな。




コンコン




ドアをノックする。




？「はい」




男性の声がした。校長だろう。




太「失礼します。」




校「貴方は....」




太「私は武装探偵社の太宰と申します。」




まともに自己紹介したの久し振りだなぁ...。


__________その後、校長から色々と事情を聞いた。十日以上も経っているのにAちゃんが見つからない、と....。


そして校長は“誰かに誘拐された”、と考えている。


中学では多分、月一でアンケートがある筈なんだけど..。




太「あの、一つ聞きたいことがあるんですけど、“いじめ”の可能性は考えなかったのですか？」




校「いじめ....。ですが、彼女のいた、“二年三組”では月に一回のアンケートで、“誰もそのようなことを書いてなかった”と思います...。」




太「！そのプリント、見せてもらってもいいですか。」




校「は、はい。」




校長は急いでプリントを探す。それにしてもクラス全員が共犯だなんて...。


いや、いじめのリーダーから“もし書いたらお前もいじめる”、と脅されていた可能性も...。


沢山仮定を立てられる。





校「これです。」




太「ありがとうございます。」




全員分のプリントを見た。成る程、二年三組は合計で三十人。このプリントはAちゃんがまだいた時だ。


一枚、一枚見ていくと


“いじめを見た、された、という人はいますか。”


という質問に対し、“全員”、“いない”と答えている。


勿論、Aちゃんも______。




太「ありがとうございました。」




校「いえ...それで....。」




太「まず、担任と話し、クラスの様子を見てみます。」




まだ中学生だから、新しいことには興味津々だろう。


私も生徒達と交流し、色々と探ってみるか。







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あけましておめでとうございます！

今年もよろしくお願いします。

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