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黒尾side
突然悲鳴がして、俺達は体育館の外へ行った。
外に行くと衝撃だった。
烏野のマネちゃん2人が、
霜月ちゃんは水がかかって濡れてるし、Aちゃんは不安そうな顔で立ってるし...
そして、霜月ちゃんは
霜「私っ...!スポドリを作ってて...それで...A先輩からっ...“邪魔”って言われて....!スポドリの水をかけられましたっ...!」
と言った。
明らかにAちゃんにとって、“無理な行動が入っている”。
Aちゃんは声が出ない。
なのに、“邪魔”って言えるか?
言えないだろ。
烏野の皆から“平川Aは声が出ない”って言われたし、嘘はついていない感じだ。
それに後から聞けば、あの菅原クンと幼馴染だって。
黒「おい、それって...!」
俺はキレそうになるのを我慢できず、言おうとした時。
研「クロ。待って、」
黒「...っ」
研磨に止められた。
こいつ、いつもより鋭い目つきになってやがる。
研「ここはおれに任せて」
と、研磨はボソッと小声で言った。
そして研磨は1歩前に出て、
研「ねぇ霜月。どうやって水をぶっかけられたの」
霜「邪魔って言われて....!“右手にスポドリの容器”を持って、前からかけられました...!」
研「そう」
黒「おい、研磨...!」
研「じゃあ聞くけどさ、」
一同「?」
「どうして、頭の上、背中も濡れてるの?」
霜「!」
及「....なるほどねぇ」
研磨...こいつ。やっぱ賢いな。
研磨が言いたかったことは、
なんで前からかけられたのに、頭の上や背中も濡れてるんだ
ってことだな。
霜「わ、私...着替えて...」
研「あともう1つ」
霜「な、なん...で、すか...」
「君中心で、この世界は回ってない」
と研磨は霜月ちゃんを睨んで言った。
そして、彼女は逃げるようにしてこの場を去った。
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月17日 18時