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そして俺達は学校に着いた。
時間が早いので、いつも見ている学校とは雰囲気が違っていた。
もう、ほとんどのメンバーが集まっていた。
しかし、
谷「し、霜月さんは...」
清「いない、ね」
霜月だけいなかった。
集合時間を過ぎてでも。
武「ど、どうしますかね...」
烏「あー...早く行かねぇと間に合わないしなぁ」
先生達がどうするか迷っていた時。
霜「す、すみませぇん！！」
霜月がダッシュで来ていた。
集合時間を守れないのはどうにかしてほしい。
澤「どうして遅かったんだ？」
大地は若干キレ気味で質問する。
霜「ね、寝坊しちゃって...」
澤「そうか」
菅「ね、ねぇ大地...ちょっと冷たくない..？」
澤「そういうスガだって、昨日はやばかったぞ。な？A」
(コクッ)
え。嘘！？ど、どういう風にやばかったんだよ...
烏「おーい！さっさと乗れー」
俺達はバスに乗る。
菅「A、一緒座ろ？」
「....っ」
霜「ひっ！に、睨んできましたぁ...」
田「この...ッ」
澤「やめろ、田中」
田「...っ」
今、霜月はAの方を見て“睨んできた”と言ってきた。
Aはそういうことをしない。
ただの嘘だ。
そして、こういうことを言うのは“予想していた”。
だから俺は昨日、A以外にメールで、
“霜月の独り言や嘘は無視すること”、と書いた。
皆からは“わかった”、と返信が来た。
霜「...っ」
霜月は多分“何かしら皆から反応が来る”、と思っていただろう。
でも、皆からは“何も反応がない”という予想外の展開に驚いているようだ。
＊
バスに乗り、Aは窓側の席に。
俺は通路側の席に座った。
田「やっぱりスガさんとAさんは隣なんスねぇ...」
菅「わ、悪い！？」
西「スガさん達はどうして付き合」
縁「田中、西谷...うるさい！」
「「す、すみません...」」
縁下、ありがとう。
西谷が最後まで言ってたら...
菅「はぁ...ヒヤヒヤする...」
「？」
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年3月17日 18時
