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澤「なんかキャラ違う...?」
菅「キャラ作ってるんだよ。絶対」
2人はそう言った。
私はそっと霜月さんの話を聞いた。
_____________
霜「マジで昨日受けたんだけど!」
『宮子、頑張ったんだね!ぷぷっ』
霜「笑うなよ!スッゲェ痛かったんだよ!?ていうか先輩の絶望した顔がチョー受けたわ!」
『マジ?』
霜「マジマジ!先輩達もびっくりしてて絶対私の方信じてるって!先輩達も馬鹿だよねぇ」
_____________
菅「は?」
澤「やめろやめろスガ!今ここで怒るな!」
菅「自意識過剰すぎるんだよこの野郎」
澤「ちょ、もう教室戻るぞ」
(コクッ)
孝支君の怒りを大地君が抑えていた。
私は...なんだろうなぁ..自分自身のことは何を言ってもいいけど、皆のことを馬鹿にするのは許せない。
*
教室へ戻る途中、翔陽君と廊下で会った。
日「あれ?こんなところでどうしたんですか?」
澤「あー...えっと...」
日「?」
菅「なぁ日向、」
日「す、菅原さん!?な、なんか雰囲気違いません!?」
「「....」」
明らかに孝支君の様子が違うのを翔陽君はわかった様だ。
私と大地君は黙ってるしかなかった。
菅「霜月っていつも教室でどんな感じだ」
日「し、霜月さんですか...?えーっと部活の時とキャラ?が違うような...あ、あと悪口を言っていたのを聞いたことがあります」
菅「そっか」
日「お、おれ!注意したんです!でも...無視されちゃって...」
澤「日向は良い奴だな」
大地君がそう言った途端、翔陽君は照れていた。可愛らしい。
本当に良い子だなぁって思う。
菅「ありがとう、日向。合宿、頑張ろうな」
日「はい!あ、あのAさん」
「?」
日「こんなおれですけど、何かあったら言ってください!」
「!」
こんなに良い後輩がいていいんだろうか。
いや、いて良いんだ。
私は返事をするようにニコッと笑った。
日「!」
澤「あらら、Aの笑顔は反則だったな」
え?それってどういう意味ですか、大地君。
__________って翔陽君の顔真っ赤だ!?
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月17日 18時